真昼の脱獄

劇場公開日:

解説

実録に基づき、凶悪犯の脱獄を描くアクション・ドラマ。脚本は「夜歩く男」などのジョン・C・C・ヒギンズ、監督はハワード・W・コッチ、撮影はゴードン・エイヴィル。音楽は「死刑5分前」などのポール・ダンラップが担当した。出演は、テレビの「ハイウェイパトロール」でおなじみのブロデリック・クロフォード、舞台俳優のラルフ・ミーカーのほか、ロン・チャニー、ウィリアム・タルマン、ランディ・ファーら。製作オーブリー・シェンク。

1955年製作/アメリカ
原題または英題:Big House, U.S.A.
配給:日本ユナイテッド・アーチスツ
劇場公開日:1960年5月19日

ストーリー

金持ちのランバート家は騒ぎになった。ダニイ少年がノース・コロラド州のキャンプからいなくなったからだ。誘拐か。父親は全国的な捜査を警察に頼んだ。翌朝、ジェリー(ラルフ・ミーカー)という男が少年を見つけた。が、彼は少年をある古い監視塔に閉じこめ、父親に20万ドルの身代金を要求した。ダニイは塔から飛び降りて逃げた。後を追われた。断崖の上に追いつめられた。ジェリーは少年を突き落とした。ダニイは海中に沈んでいった。ジェリーは塔の下に身代金を埋めた。――警察が彼を逮捕した時、ニュースを利用しただけで、子供のことは知らないという、彼の主張は通った。身代金不法強要の罪で、カサベル島での監獄で5年の刑を宣告された。島で、彼は4人の凶悪犯と同室した。リーダー格は銀行破り専門のロロ(ブロデリック・クロフォード)で、他に殺人や麻薬の運び屋・密輸業のアラモ(ロン・チャニー)、病的な殺人癖のベニイ(チャールズ・ブロンソン)、機関銃メイスンという殺し屋(ウィリアム・タルマン)がいた。ロロには脱獄の計画があったが、ジェリーが大金を持つと知ると、チャンスとばかり、ベニイを殺して混乱を起こし、ほかの男たちを連れて脱獄を計った。地下に穴を堀り、海に出、潜水して沖の船にたどりついた。が、彼らは互いの命を狙い始めていた。分け前を増やすためである。ジェリーが金のありかをいおうとせず、ロロは怒って彼を締めあげた。――警察はコロラドの監視塔が脱獄囚の目的地だと推定し、急行した。ロロたちは包囲され、射ちまくった。が、メイスンは死に、ロロとジェリーは捕らえられ、ガス室での死刑を宣告された。

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