牧場の小公女

解説

最近ラスカで認められたエディス・ロバーツ嬢の主演に成った人情劇で、ターキントン・ベイカー氏の原作を「臙脂と富」と同じくハル・ホードリー氏が脚色し、ハリー・フランクリン氏が監督して完成したもの。嬢の対手はレオナード・クラハム氏其他第10号で紹介したキャスリーン・カーカム嬢や、ユ社映画で御馴染のスタンホープ・ホイートクロフト氏、レオタ・ロレイン嬢等が出演して居る。

1920年製作/アメリカ
原題または英題:Her Five-Foot Highness

ストーリー

エレン・ウィルシャイアーは英国のある貴族が米国のテキサス州で牧場を経営中遣した孤児であった。彼女は茫漠たるテキサスの広原に育まれてあわれ恋知る年頃と成った。エレンの父の死後彼女の後見をして居たサウンダースは、彼女の牧場?が新たに敷設されるべき鉄道の枝線に成るべきを知って、鉄道技師ウィリアムスと共謀して少女のエレンを騙して其地を安く買い取り、暴利を貪ろうとした。がエレンの牧童頭ヒッギンスに觀破されて失敗に終った。倫敦のウィルシャイアー家では遺産全部をエレンに相続させる事に成ったので、彼女は彼女が正しきエレンである事を証明すべき身元証明書をサンダースに尋ねたが、悪心のある彼は預った覚えが無いと偽り、ロンドンに居る知合いの唄女をエレンと偽ってウィルシャイアー家に乗込み、全部の財産を横領しようとした。然しサンダースに牧場を与えたのが、反って彼女の身元を証明する事と成って、エレンは貴族のジェラルドの恋を拒け、ヒッギンスと結婚する。

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