坊やの作戦命令

劇場公開日:

解説

バーバラ・ルーサーの原作を「ハートでキッス」のルース・ブルックス・フリッペンが脚色、「ラスベガス万才」のジョージ・シドニーが演出したホーム・コメディ。撮影は「うしろへ突撃!」のミルトン・クラスナー、音楽は「ラスベガス万才」のジョージ・ストールが担当した。製作は「けっさくなエディ」のジョー・パスターナク。出演は「けっさくなエディ」のシャーリー・ジョーンズ、「恋のクレジット」のギグ・ヤング、「史上最大の作戦」のレッド・バトンズ、「西部開拓史」のキャロリン・ジョーンズ、子役のピーター・ロビンスほか。

1963年製作/アメリカ
原題または英題:A Ticklish Affair
配給:MGM
劇場公開日:1964年7月7日

ストーリー

サンディエゴ軍港のハルゼイ空軍基地では、ある日突然SOSを受信し色めきたった。さっそく、ウィードン中佐(ギグ・ヤング)ら警備隊員は発信地と思われる、2階家に踏み込んだ。が、この家は未亡人エイミー(シャーリー・ジョーンズ)が3人の息子たちと住む平和な家庭であった。やがて、SOSのモールス信号は6歳の末っ子グローバー(ピーター・ロビンス)のいたずらと解った。エイミーはグローバーにかわって恐縮してあやまったが、ウィードンの方は、エイミーの魅力に、すっかりいかれていた。エイミーも、ウィードンが、すっかりお気に召した。2人の仲は日々親密になっていった。が、結婚話となると、2人はいつも大きな壁にぶつかった。エイミーの父は海軍勤めだったので、エイミーは、兄サイモン(レッド・バトンズ)とともに、いつも転々と渡り歩いた、にがい経験があるのだ。また夫も海軍中佐で、海に死んだのだった。エイミーの願いは、子供に自分と同じような苦労をさせず、1つ所で根をはらせたいということだったのだ。そんなある日兄サイモンが気象観測用の小気球を、みやげに持ってきた。子供たちは大喜びし、快適な空中散歩を楽しんだ。数日後、ウィードンは第6艦隊に転属することになり、エイミーに最後の結婚申し込みをした。しかしエイミーのかたくなな心は変わらなかった。そのとき、グローバーの乗った気球はとめ綱を離れ、空中に飛び立った。ウィードンはこれに気づき、ヘリコプターで気球を追いかけ、グローバーを無事救出した。子供心にウィードンをなんとかひきとめようとしたグローバーの冒険だった。エイミーは子供たちが、永久の家庭より、永久の父親の方を望んでいることを知り、ウィードンとの結婚を受諾するのだった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第21回 ゴールデングローブ賞(1964年)

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
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