冒険の冒険

解説

ジャック・カニンガム氏の原作を「剛勇ジャック」「鷹の追跡」を監督したＷ・Ｓ・ヴァン・ダイク氏が監督した連続活劇で、主役は「大旋風」「星の魂」等と同じチャールズ・ハッチソン氏で、対手役は「剛勇ジャック」「ジュピロー」に出演したジョシー・セジウィック嬢と、「剛勇ジャック」出演のルス・ラングストン嬢である。

1921年製作／アメリカ
原題または英題：Double Adventure

ストーリー

第1篇の筋は－－。モーニング・タイムス新聞の記者ボッブ・クロスは有名な悪人ポール・レッドモンドが、富豪ベントン・ビッドルの姪マーサ・ステッドマンを毒殺しようとするのを発見し、天窓から飛び込んで娘を助け、ポールと大格闘を演じるが、遂に彼に逃走される。マーサは家に帰って来るとかねて彼女の遺産を盗んでいた悪党団の首領ジュールス・ファーノールに迫られた。ここへ来合わせた老富豪ビッドルはファーノールに殺される。この場へ飛び込んできたボッブはファーノールのため殺人の罪を被せられ投獄されたが、友人の探偵と新聞記者の力を得て、脱獄し逃げようとするところをファーノールに発見され狙撃されて梯子から墜落する。これから場面は中華街から南米のある共和国へと移り、ビッドルの息子デックと、大統領の娘ヴィンセントが渦中に入り、火の出るような大活劇が全15篇に渉って続けられる。