法に直面して

解説

原作、脚色者の名は挙げられていないので定かに判らぬ。レジナルド・ワードの製作で、「歩み疲れて」等出演のマーゲリット・マーシュが主演する探偵劇である。

1922年製作/アメリカ
原題または英題:Face to Face

ストーリー

ジョン・ウェンストンは会社が破産したため心配の極み自殺したが、ちょうどその場に来合わせたバート・マナースが嫌疑を受けて捕縛されその公判が開かれた。証拠は全て彼に不利であった。ジョンの娘グレースの学校友達で、グレースの兄ジャックと恋仲のヘレン・マースリーという乙女は、自ら捜索の手を広げていたが公判最中に現われて、如何にしてマナースが鏡に映った自分自身の像に発砲したかを述べて彼の無罪を証した。支配人ハートリーの室から自殺したウェンストンからの息子へ送った手紙が発見されたが、その中にはウェンストンが自殺の動機と、有価証券の隠し場所とが認めてあった。ハートリーは、その手紙を横領し、証券を奪って罪を隠すためにウェンストンの自殺を黙っていた事を自白したので、さしもの秘密も見事に解決を告げたのであった。

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