ファミリー・バンド

劇場公開日:

解説

ローラ・バワー・バン・ナイズの自叙伝をローウェル・S・ホウリーが脚色、TV出身のマイケル・オハーリーが監督したミュージカル。作詞・作曲は「最高にしあわせ」のリチャード・M・シャーマンとロバート・M・シャーヤンが担当、音楽をジャック・エリオット、撮影をフランク・フィリップス、振付はヒュー・ランバートがあたっている。出演は「最高にしあわせ」のコンビ、レスリー・アン・ウォーレンとジョン・デイヴィッドソン、ウォルター・ブレナン、バディー・エブセンなど。製作はビル・アンダーソン。

1967年製作/110分/アメリカ
原題または英題:The One and Only, Genuine, Original Family Band
配給:ディズニー映画
劇場公開日:1969年4月25日

ストーリー

アメリカは、第23代大統領の選挙でわきかえっている。バワー一家のあるネブラスカも、その例にもれなかった。元気なおじいさん(ウォルター・ブレナン)パパ、ママ、そしてアリス(レスリー・A・ウォーレン)を頭に8人姉弟という大家族のバワー家は、家族だけでファミリー・バンドを作り、今では相当の腕前だが、民主党びいきのおじいさんはこのバンドでグローバー現大統領の再選を応援したい魂胆をもっていた。一方アリスはほのかな憧れを抱いているまだ見ぬペン・フレンドのジョー・カーダーが訪ねてくるというので気もそぞろである。訪ねてきたジョー(ジョン・デビッドソン)はダコタのラピッド・シティで共和党系の新聞を発行しながら、ダコタを州に昇給させるべく運動をするハンサム青年。アリスはすっかり有頂天。そのジョーの熱心な勧めで一家は沃野ひろがるダコタへ移住することになった。ところが一家がついたラピッド・シティは共和党びいきの町。応援演説をぶつジョーに頭にきたおじいさんはファミリー・バンドに民主党応援歌を歌わせて、ひともんちゃく。そのことでアリスとジョーの間にもしこりができた。ついに選挙の日が来た。結果は共和党の勝利。おじいさんは賭けに負けて、ジョーを手押し車に乗せ、町の大通りを歩くはめになってしまった。これをチャンスとばかりにジョーはアリスを車に抱き上げ強引に接吻。もともとジョーが好きだったアリスである。2人の間のわだかまりは吹っ飛んでしまった。アリスとジョーを乗せおじいさんが押す車を先頭にファミリー・バンドが続き、新大統領の誕生を祝って町の人々の行進がいくのだった。

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