花嫁売ります

劇場公開日:

解説

製作者のジャック・H・スカーボール(「アメリカの恋人」)と脚色者ブルース・マニングが協同設立したクレスト・プロ1949年作品。「ホノルル航路」のフレデリック・コーナーがジョゼフ・フィールズと協力した原作を、マニングと「容疑者(1944)」のイスリン・オースターが脚色し、「恋文騒動」のウィリアム・D・ラッセルが監督した。撮影は「ジャン・ダーク」のジョセフ・ヴァレンタイン、作曲は「令嬢画伯」のフレデリック・ホランダー。「ひばり」のクローデット・コルベエル、「令嬢画伯」のロバート・ヤング、「歓呼の球場」のジョージ・ブレントを中心に、マクス・ベア、ガス・シリングらが共演する。

1949年製作/アメリカ
原題または英題:Bride for Sale
配給:セントラル
劇場公開日:1951年2月8日

ストーリー

ニューヨークに経理事務所を経営しているポール・マーティン(ジョージ・ブレント)は、最近東京のGHQから帰国して来た経理将校シェリー少佐をパートナーに迎えることになった。柔道の達人というこの少佐はノーラという美しい女性(クローデット・コルベール)なのであったが、彼女を迎えてオフィスは急に生気を取戻した。3月ほどたったある日、ノーラが顧客カードを熱心に調べているのを見たポールは、彼女が得意先をさらって独立するつもりかと驚いたが、実は彼女はカードで理想の夫たるべき金持の男性を探していたのであった。彼女に逃げられては大変と、ポールは親友の考古学者スティーヴ(ロバート・ヤング)を百万長者に仕立てて、彼女が男にこりるようたくらんだ。そんなトリックを知る由もないノーラは、スティーヴのカードを見て、これこそ目指す男性だとすっかり乗気になってしまった。しかし、スティーヴとノーラがあまり親しくなりすぎて来ると、ポールはかえって心配しはじめた。彼はスティーヴに砂漠へ出かけるよう旨を含めた上、自らノーラに求婚した。急に海外へ出るというスティーヴに腹を立てたノーラは、彼を博物館へ訪ねたが、そこで彼女は男2人のカラクリを初めて知った。その腹いせに彼女は、同時に2人に対して結婚を承諾してみせた。事態逆転して、今度は男2人が彼女に手玉にとられる番になった。かくて彼女はすっかり仇討を終ったところで砂漠の中のスイート・ホーム目指して、スティーヴと共に船の人となったのだった。

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