眠れる獅子

解説

モンロー・ソールズベリー氏のユ社に於ける遺作の1つで、1921年やっとその輸入を見た。氏はイタリア人の性格描写に巧みな手腕を振っている。パット・ムーア君の子役と、リー・ミッチェル嬢の相手役とが良い演技を示す。監督は「長者海賊」以来久し振りのルパート・ジュリアン氏であるから悪かろう筈も無い。モンロー党の期待すべき映画である。

1919年製作/アメリカ
原題または英題:The Sleeping Lion

ストーリー

イタリア生まれのトニーはニューヨークの街々を粘土細工を売り歩いていた。彼は金を貯めて西部に牧場を買おうと思っていた。ついに彼は結婚しようと思っていたカルロッタやその他の友人に別れを告げて、トニー少年を連れて西部へ出発する。西部に来た彼は牧童たちから馬鹿にされていたが、博打うちのデューラントは彼を侮辱して一撃を食らわした。トニーは必ず何日か復讐すると決心した。1年の後、ケート・ビリングスという美しい乙女をトニーもデューラントも恋していた。かねてトニーを愛していたケートの優しい恋の申し出をトニーは誠の愛と知らず、「貴女の愛するのは力である」と言ってしりぞけた。これがため娘はデューラントと共に駆け落ちしたが、やがてデューラントの悪行は娘を失望させた。そしてついに彼を捨て、親切なトニーの小屋に傷つける身を運んだ。デューラントは牧童を語らってトニーを私刑にせんと押し寄せた。そして荒馬に彼を縛って放した。トニー少年はドハネー大佐の許へ助けを求めに走る。2人はトニーの危機を救った。その後トニーはカルロッタが東部で結婚したことを聞いて、ケートの真の恋を受け入れた。

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