ネヴァダ颪

解説

「殺人必勝」「侠勇トムソン」等と同じくフレッド・トムソン氏主演活劇で、同じくアルバート・S・ロージェル氏が監督したもの。相手女優は右記二映画出演のヘーゼル・キーナー嬢が演じ、ジョセフ・スウィッカード氏、ジョージ・マグリル氏、チェスター・コンクリン氏、テイラー・グレーヴス氏等が共演する。

1924年製作/アメリカ
原題または英題:North of Nevada

ストーリー

牧場主マーク・リジウエイは老病で既に死期の近づいたのを感知して遺言書を認めんとしていた。彼には東部に親戚があったが10年も音信不通になっているので財産を彼らに譲る意思はなかった。マークは去って忠実な牧童頭のトム・テイラーに相続させたいと思った。しかし彼はその遺言書を書き終わらぬうちにこの世を去ってしまった。それから数日後亡くなった牧場主の遠縁に当たる同じリジウエイ姓のミリアムとレジノルドの姉弟が相続人として乗り込んで来た。インジアンでアメリカの大学を卒業した悪者のジョー・デアフートはかねてリジウエイ牧場の灌水権を奪って巨利を博せんと企んでいたが無骨漢トム・テイラーが牧童頭として牧場の実権を握っているので手が出ずにいた。西部牧場の事情を知らぬミリアム姉弟が新たに牧場主となって来たのを喜んだジョーは巧みに姉弟に取り入って信用を得んとした。トムはジョーを警戒すべきことを姉弟に注意したがその甲斐はなかった。そして遂にレジノルドに灌水権を1万ドルで売却するという契約書に署名させたジョーは更にミリアムに署名させようと馬を駆った。それを知ったトムは驚きシルヴァ・キングに鞭打ってジョーを追った。激しい追跡の末追いついたトムはジョーと格闘し一旦は運悪く倒されたが、邪はついに正に敵せずトムはジョーを懲らしめた。すべての事情が判明した時ミリアムは男らしいトムの力強い腕に抱かれたのである。

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