濡れてる牝猫

劇場公開日:

解説

若い小娘の自由奔放な行動はとうとう中年夫婦の家庭をも破壊してしまう。製作はジュリアン・ブロースタイン、監督はピーター・ホール、アンドレア・ニューマンの原作をエドナ・オブライエンが脚色、撮影は「ジョアンナ」のウォルター・ラサリー、音楽はフランシス・レイがそれぞれ担当。出演はロッド・スタイガー、クレア・ブルーム、「いつも心に太陽を」のジュディ・ギーソン、ペギー・アシュクロフト、ポール・ロジャースなど。日本語版監修は清水俊二。イーストマンカラー、ビスタサイズ。1971年作品。

1971年製作/アメリカ
原題または英題:Three into Two Won't Go
配給:CIC
劇場公開日:1971年10月16日

ストーリー

スチーブ・ハワード(ロッド・スタイガー)は会社から車で帰宅の途中、ヒッチ・ハイカーのエラ(ジュディ・ギーソン)という娘をひろった。若い女に目のないスチーブは、早速友人のジャック(ポール・ロジャース)が経営するホテルにエラを連れ込み、若い肉体を楽しんだ。が、楽しんだのはエラのようだった。エラは今まで一緒に寝た男たちのメモを取っていて、各自の性的力量を採点しているのだ。スチーブはAマイナスでかなりの点である。翌朝エラは、ジャックに頼んでホテルに雇われることになった。スチーブの家はロンドン郊外にあり、美しい妻のフランセス(クレア・ブルーム)は小学校教師で、子供はなかった。夫婦の間に危機が迫っており、夫の気持ちを察したフランセスは、病身の母親ベルを老人ホームに入れていた。翌日スチーブはまたエラを求めたが、エラはスチーブの夫婦間のことなどをいろいろ聞いたりした。スチーブが会社の用事をすませて帰宅すると、驚いたことに客室にエラがいた。彼の留守中、うまくフランセスをだまして同情をかっていたエラは、突然、妊娠しているといいだし、スチーブを慌てさせた。しかも彼に離婚をそそのかしたりすると、すっかり逆上したスチーブは、すぐエラと家を出てゆくと宣言した。老母のベル(ペギー・アシュクロフト)はエラを見て姪だと勘違いし、それをきっかけに女たち3人で酒を飲むことになった。スチーブは帰ってきて、この有り様を見るや怒り心頭に発し、しかも今までかたくなな態度だった妻までが、彼との破局を言明したのだった。フランセスが去り、スチーブも去ったあと、牝猫エラはまたヒッチ・ハイクへ出発した。次の獲物を求めて--。(CIC配給*1時間31分)

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