鳥のレビュー・感想・評価
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災難映画だなんて聞いてないし!
得点は4.0-4.5の間かなー
意外の怖さで何これ?って!!!!
長い話だが、徐々に恐怖の道へ....
最初はヒッチコック映画によくある男女主人公だが、今回の女性はいたずらが好きで活潑な印象だった。と思ったら、メラニーはボデカ・ベイに来て色々あった時点で、その街に違和感を持ち始める。尋常じゃない出来事、過去ミッチと付き合ったアニー、メラニーのことが明らかに好きじゃない神経質なお母さん、その人間関係に観客も好奇心を示すのだろう。が、また異常なことが起き、あのお母さんもメラニーを頼りにするようになるが、さらに現れたのは鳥の危機。
一見すると一連の出来事だが、全体を振り返って見ると結構いくつかの重心があったようで、これもよくわからなかった部分だ。
というのも、もしこれを鳥の災難映画だと視するなら、このさらに前で示された人間関係をどう捉えればいいかも問題になるのでは。最初からは確かに鳥の話もあって結構後のことと相応しているが、例えば最初のお店で鳥は分類されたり、籠に入れられたりする話も出た。が、こう見たら全く鳥の代表した自然は人間に対する復讐のようなことになる。 ならばミッチ家の関係やお母さんのミッチへの占有欲は何なんだろう。最後までもsれどんな意味があるか分からない。
メラニーの送ったラブバードは?
ラブバードはここで彼女とミッチを象徴することだろう?
強いというなら鳥(自然)の復讐(災害)の前に結局人間は一致対外になるってことかなー
これだけじゃないと思うなあー
何か意味深いところでもあるようなー
この面を放っといて単純に災難映画としてこの映画を捉えると、ホラーもあり、緊張感もあり、最後に解釈もなく、納得できる。
またあんな早い時期でこのような映画が撮れるなんてヒッチコックもまたすごい!編集も結構工夫したようで、ベイのレストランで見た爆発のシーンにも、見た目ショットがあってそれ以上交互にクロスカッティングで爆発の場面とメラニーの顔を映したりしてかなりインパクトがあった。
そもそも鳥を取り上げる災難映画もそんなに多くもないし、あの時の災難映画も少なく、触れる題材も少ないのだろう。
現在の海辺のサメ遭遇とかこういう映画が多いが、実際によく海辺に行く人しか共感できないかもしんないし。だが鳥だと、結構どこでも見かける存在であり、日常生活によくあるが、人は全然相手にしてない存在である。なので一旦映画見る人はその存在、ある意味で鳥に危機感を持つようになると、視野も変わる。
特にこの映画は鳥のもたらした痛みを見事に伝えてくるし、そのため最後まで緊張感を持ってハラハラドキドキしていた。意外と鳥がもたらした恐怖感はホラー映画にも負けない!
なので災難映画だと文句言うなし。
動物パニックの起源
鳥が人を襲う。
動物パニック映画の原点と呼ばれるヒッチコック作品。
バカでかいサメや恐竜がスクリーンで暴れる前に人間に敵意を剥き出しにしていたのは普通の鳥。原因も理由もわからずひたすらひっかくつつく。
いやいや所詮鳥やん。と思ったが最後。ズッタズタにされますよ?(誰)
鳥って羽広げると意外とデカイ。それが100匹以上一気に襲ってくる。屋内に入ろうがそんなの関係ない。自分の命も顧みずに窓やら壁やらに全速力で突っ込み穴を開け、そこからほかの鳥どもが入ってきた人間たちをズタボロにしていく。
なにがあったんだ笑。。そこまでして人間殺したい何かがあったのか。。って部分を一切触れずにただ人間に攻撃する姿はおぞましい。二次災害で爆発起きたのはちょっと笑ったけど笑。
ミッチとメラニーの恋愛模様やミッチママとメラニーの確執など人間模様も気になるとこだが鳥怖すぎて入ってこない笑。
最終的にバッドエンドで救いようのないラスト。今度鳩見かけたらエサあげようと思います。ウソです。
鳴き声
不気味というかなんというか。
怖い映画でした。
特に何も理由が語られないというのがまた…
徐々に集まってくるシーンとか、
静かなシーンからの襲ってくるシーンとか
なかなかビクビクしながら楽しめましたw
永久不滅の動物パニックスリラー!
ヒッチコックの映像テクニックが凄すぎる。
合成が多いとはいえCGがまったく使われていない時代にこれだけの映像を良く作れたなと本当に感心する。
映画後半は恐怖シーン連続で観ている人は画面に釘付け状態になる事は間違い無い。
ティッピヘドレンが鳥に襲われるシーンはサイコのシャワーシーンを思わせてヒッチコックのサディスティックな変態性が爆発して映画の大きな見せ場になっている。
ラストの世紀末的な光景は数々の生き物を絶滅させてきた人間が自然の力により復讐される未来を暗示していて本当に怖いシーンだ。
まだ未見の方で恐怖、スリラー映画の好きな方には絶対にオススメ出来る映画です。
モンスターパニックの傑作
鳥が凶暴化し襲われる事になる町の住民の話。
なぜ鳥が凶暴化したのかの説明もなく、ただ襲われるという理不尽さがより怖さを引き立たせます。
最後も特に解決する事もなく主人公達が逃げるだけです。
今見ても新しい怖さ
怪奇SF
映画と無意識
2回目の鑑賞。前回から5年以上経つだろうか。その時は、単に鳥の恐ろしさ、自然の人間に対する不条理をよく描けた作品くらいに思った。今回までの間に、同じくヒッチコックの作品で「サイコ」を観ていたので、彼の映画における無意識への関心という点から、この「鳥」についても考察を進めることができた。
鳥たちが、一斉に人間を襲うという、この非現実的な不条理を、なせ映画のモチーフとしたのか。これは、漠然とした人間の不安。普段は意識されない、無意識の中に沈んでいる恐怖を象徴しているのではなかろうか。
ボデガ湾のレストランで、鳥類研究を趣味にしているという女性が、鳥が人間を理由なく襲うことなどないと科学的な知見を語るシーンがある。しかし、地球上に生息する全鳥類の個体数のその天文学的な数字に言及した彼女自身が、人類が鳥と戦い、これを滅ぼすことなど不可能なのだという空恐ろしい想像に身震いをする。「もし」という仮定が、現実なったらという恐怖の薄気味悪さを、彼女はここで感じている。
「サイコ」と同様に、主人公の女は自由奔放な性格で、何よりも男好きである。しかも、女が訪れる先の男は、彼の母親の強い支配を受けている好青年。母親の支配から自由になりたい気持ちをどこまで自覚しているのかは判らないが、母親の自分に対する評価にはひどく神経質だ。
一方の母親は、(「サイコ」では実は亡くなっているのだが)息子への愛情の強さを、その恋人と競い合い、最終的には敗北する自らの運命を恐れている。
こうした何となく抱いていた不安が、主人公の女の来訪によって、無意識のレベルから意識の上に現れてくる。これを象徴的な出来事として表現したのが、鳥たちの来襲なのではなかろうか。
ボデガ湾を車で脱出するラストシーン。鳥/恐怖で埋め尽くされた村を、意識を失った女を介抱しながら、男が家族を車に乗せて、ゆっくりと進み始める。静かに、そっと、鳥/恐怖を再び目覚めさせることのないように。
意識を失い無意識の世界に沈んだ女、自らの意識下の恐怖の実態に気付き始めた男とその母親。互いの無意識に潜む恐れを意識させぬように、閉じられた人間関係の中で、肩を寄せ合う姿こそ、現代の核家族の姿と、そこへ侵入することでしか新しい家庭を持つことのできない、現代女性を包む冷ややかな現実に他ならない。
自然界の動物が牙を剥く時はいつだって唐突
アルフレッド・ヒッチコックの1963年の作品。代表作の一つで、動物パニック映画の元祖。
ストーリーは単純、鳥が人を襲う。
前半は人間ドラマ?大人の恋愛ドラマ?…と思うほど淡々と進む。後半との対比がユニーク。
ちょいちょい鳥の存在を印象付け、不穏な雰囲気を煽る。特に、振り向いたらジャングルジムにカラスの大群は、結構恐ろしい。数羽の群れでその辺のゴミ捨て場を漁ってるだけでもいい気分しないというのに…。
そして後半は、何の前触れも無く、何の理由も無しに襲いかかる。
この何の理由も無しというのがゾクッとさせる。
自然界の動物が人間に牙を剥く時はいつだって唐突。理由なんて無いのが現実だ。
鳥に襲われる恐怖と、精神的に追い詰められていく脆さ。
スティーヴン・キング×フランク・ダラボンの「ミスト」は本作の影響を強く受けているのが分かる。
タイトルはたったの1ワード。
ヒッチコックは「タイトルは映画の顔。タイトルを見ただけで映画が分からないといけない」と語っていたが、これほど分かり易いタイトルは無い。
“鳥”だけでもタイトルになる。
鳥嫌いのヒッチコックが贈る、本当は怖い“鳥”。
何故これが名作なのか
総合:20点
ストーリー: 5
キャスト: 60
演出: 30
ビジュアル: 50
音楽: 5
ヒッチコックの代表作の1つと言われる作品。
しかし私には良さが理解できない。何故理由もなく昨日まで普通に暮らしていた鳥が特定の一地域において突然集団で人を襲いだすのか。しかもその鳥たちが人よりも強くて、次々に人を殺してしまう。さらにそれだけで飽き足らず、キツツキでもないのにくちばしで家をつついて破壊してまでして中の人を攻撃しようとする。窓硝子を割るほどに強く体当たりなどすればその鳥も死んでしまうかもしれないだろうに(現実には窓硝子に気が付かずにぶつかって事故死する鳥がよくいるらしい)、何故そこまでして人を襲いたがるのか。それなのに突然何事もなかったかのように日常に戻る。
何が言いたいのかまるでわからない。鳥がそこまでして人を襲う必然性も映画の中ではまったく触れられない。鳥をこれほどに理由もなく狂気の悪役にするのは何故?これが本当に名作でしょうか。そもそもカラスは例外として小鳥がそんな集団行動で襲撃をするような知能をもつわけがないし、古今東西で健康な大人を殺したという例も報告されていないし、仮に襲ってきたところで鳥ごときに殺されるなんてことも思えないし、だから恐怖感がない。せめて実行力のある鮫や宇宙人や怪物が襲ってくればまだわかるのだが。
公開された1960年代ならばもしかすると人が動物に襲われる狂気という衝撃や価値があったのかもしれないが、そんなわけでこの映画が当時だけでなくいまだに高く評価される理由が見つかりません。むしろ「裏窓」といった名作を残したヒッチコックの中で、相当な駄作なのでは。今まで共存していた鳥に理由もなく人が襲われるのに最後には理由もなく平和に戻るという物語は、私の見た中で映画史上最低級。映像の迫力も現代からすると質が低い。典型的なB級映画。
今週日比谷みゆき座で上映してます!
大自然の人間に対する復讐?
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