富の力

解説

英国の戯曲家で「男、女、金」などの原作者なるコスモ・ハミルトンの原作で、ジュリア・クロフォード・アイヴァースが脚色し、「緑の誘惑」などと同じく故ウィリアム・デスモンド・テイラーの監督によったもの。主役はエセル・クレイトンと今ユ社の花形ハーバート・ローリンソン。そのほかクレア・マクドウェルやジョージ・ペリオラットも出演する。

1921年製作/アメリカ
原題または英題:Wealth

ストーリー

若い女画家メエリー・マクレオドは「荒める女」のモデルを捜しにある踊場へ行き、大胆突飛な金持ちの息子フィリップ・ドミニックに認められた。フィリップは聡明そのもののようなエメリーの姿に心ひかれた。数週の後メエリーは家へ帰る列車中で財布を忘れて来たのに気がついて途方にくれていた時、乗り合わせたフィリップが彼女の兄と名乗って現れ窮境を救ってやる。これが縁で2人は恋仲となって結婚する。フィリップの母はこれを好まず、2人の仲を割いて息子を富める社交界の婦人と結婚させようとしていた。母の富に依頼する生活を快しとしないメエリーは、夫に薦めて独立の生活をしようといっていたが、その中2人の仲に子供が生まれ、フィリップの母も純真な赤児の笑顔には頑くなる心も柔かくならざるを得なかった。その中赤児は病で死し、フィリップの旅行を誤解したメエリーはドミニック家を去って己が画室は帰った。フィリップは帰って来て子供の死んだこと、妻の去ったことを聞き、富が2人に幸福を さない、富はかえって2人に呪わしいものだ!と母に叫んで妻の元へ走った。

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