「哀しい結末」透明人間(1933) smallvilleさんの映画レビュー(感想・評価)
哀しい結末
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85年前にこの映画を撮ったということがすごい。ストーリーは単純明快でオーソドックスな透明人間の物語。ケビンベーコン主演の「インビジブル」と比べてみるのも面白いかもしれない。
殺人や強盗を犯す犯罪者のはずの透明人間(ジャック・グリフィン)だが、中身は人間であり、恋人がいて、彼女のために立派な男になりたかったと吐露するシーンが切なく心に残った。姿なき恐ろしい怪物でも一人の男であり、愛されたいと願う人間的な一面も持っていた。恐怖よりも哀れみを感じさせるラスト。
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