逃走(1974)

劇場公開日:

解説

父親の生き方を批判し放浪の旅を続ける若者の人生を描く。監督はジェームズ・F・コリア、脚本はアラン・スローン、原作はデーヴ・ハント、撮影はチャールズ・ロッシャー、音楽はテッド・スミスが各々担当。出演はランドール・カーヴァー、バーバラ・シーゲル、エド・ネルソン、ジョーン・ウィルミンなど。

1974年製作/アメリカ
原題または英題:Time to Run
配給:ワールド・ワイド映画
劇場公開日:1974年11月12日

ストーリー

ウォーレン(エド・ネルソン)は原子電算機センターを建設し、その所長の地位におさまるほどのやり手で、科学の鬼とみなから呼ばれている男だった。家庭にあってはワンマンぶりを発揮し、自分の得る金が家庭を幸福にするものと思い込んでいた。そんなある日、ウォーレンは産業に多大な貢献をしたということで、市から表彰を受けた。ふだんから科学の鬼である父を憎んでいた息子のジェフ(ランドール・カーヴァー)はセンターが原子力を使っていると非難を浴びせた。父と子の断絶は決定的になった。ジェフは家出をし、車で放浪の旅に出た。ジェフには同級生で恋人であるミシェル(バーバラ・シーゲル)がいた。彼女は熱心なクリスチャンで、かねてからそれとなくジェフに入信をすすめていたが、ジェフはそんな気にならず、ますます父親を憎んでいった。そして電算機センターの妨害を始める始末だった。ジェフの放浪の旅は続いていた。彼は苦しみ悩みぬいた。そしてある日、長い旅の中で、求め続けていたものを見つけたかのようにジェフの眼が輝いた。

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