突貫ギブソン
解説
「珍サーカス王」「珍案特許美顔術」「無鉄砲一番乗」と同じくフート・ギブスン氏の主演する映画で、「珍サーカス王」と同じくリーヴス・イースン氏の監督になったもの。原作もイースン氏自身で、それに基きイースン氏が甞ての喜劇俳優スリム・サマーヴィル氏と協力して撮影脚本を作成した。ギブスン氏の相手役はエスリン・クレア嬢出、そのほかジーウジ・ケイ・フレンチ氏、アラン・フォレスト等も出演している。
1928年製作/アメリカ
原題または英題:Riding For Fame
ストーリー
「気まぐれ」ハンク・スコットは西部大牧場の持ち主のバートンから荒馬「フェーム」を乗りこなすことを頼まれたのでその牧場に出かけた。折からバートンの娘キティーが都の学校から休暇で帰省して居たので、ハンクはその手前腕に撚りをかけて奮闘したが、「フェーム」は名代の悍馬だった為、流石のハンクも見事振り落とされていい恥を掻いた。発奮した彼は人々の遊ぶ間を利用して練習をつづけ隧に此の馬を乗りこなしたので、之を知ったバートンはハンクの健気な心を賞して「フェームを」輿えた。そしてキティーは男らしいハンクを憎からず思うようになる。ところが、都から馬の仕入れに来て居たドナルド・モーガンと呼ぶ腹黒い男は一旦払った馬の代金一万一千弗を手下に盗み出させ、その揚げ句バートンを傷つけ、その罪をハンクに塗りつけて逃走しようとした。それと知ったハンクは悪人一味を向うに廻して大乱闘の末遂に彼等を一網打尽に捕らえ、金も無事取り戻して意気揚々と引き上げた。そして、粋なバートンの計らいに依り、キティーと行く末を誓うこととなる。
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スタッフ・キャスト
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