鉄海岸総攻撃

劇場公開日:

解説

ハーマン・ホフマンの脚色をポール・ウェンドコスが監督したアクションもの。撮影はポール・ビーソン、美術はビル・アンドリュースが担当している。出演は「雨を降らす男」のロイド・ブリッジス、アンドリュー・キアー、スー・ロイド、マーク・イーデンなど。

1968年製作/アメリカ
原題または英題:Attack on The Iron Coast
配給:ユナイト
劇場公開日:1968年10月5日

ストーリー

第2次大戦中。アメリカ陸軍少佐のジェームズ(ロイド・ブリッジス)は、どんな施設でも防御網が固定化すると攻撃は可能であると主張。それを証明するため、部下とロンドン・ドックを攻撃、みごと成功した。この模擬攻撃で海軍省は、「狂犬作戦」成功のメドをつかんだ。作戦とは、フランスの海岸にあるドイツ艦隊の戦略拠点を攻撃することで、これにより、ナチ参謀本部が絶対の自信を持っている鉄壁岸に、重大な打撃を与えるものであった。フランクリン大佐(アンドリュー・キアー)は、この計画を自殺行為であると反対したが、キャンスレー提督は、やってみる価値があるとみた。ウィルソンは、副官のグレアム中尉とともに、攻撃の訓練を開始した。約束ではウィルソンは、護衛艦つきの駆遂艦を使えるはずだったが、実際は掃海艇と、スクラップ寸前のモーター・ランチだった。そしてある日、訓練中に爆発が起り、若い部隊員が死に、キンバリー少佐が目をやられるという事件がありウィルソンは自信を失い、作戦をやめようとまで考えた。だが、傷ついてなお作戦の実行を勤めるキンバリーの発言に、ウィルソンは出撃した。ウィルソンの予想どおり、ドイツ軍は自信と酒に酔っており、軍紀はゆるんでいて、司令官たちは、敵の掃海艇発見の報告も気にとめなかった。一方、この作戦を援助するはずだった爆撃機が、爆撃で破壊され、攻撃は掃海艇ただ1隻となったのでひきかえすよう勧告を受けたが、ウィルソンはそれを無視して攻撃続行を決意した。その頃、部下のだらしなさに気づいたドイツ軍のホルスト大佐は、湾内の捜査を命じたが、時すでにおそく、4門の大砲のうち2門は破壊された。掃海艇は、次々と乗組員を殺されながらも、計画通り進んだ。だがついに直撃弾をうけ、最後まで残っていたウィルソンも負傷した。彼は最後の力をふりしぼり、起爆装置をセット。大爆発に掃海艇はドックもろとも吹き飛んだ。ウィルソンの命を代償に、狂犬作戦は成功した。

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