妻欺くなかれ

解説

「異郷の露」に次ぐジョージ・メルフォード作品で、原作及び脚色は「燃ゆる砂」経験(1921)」の脚色者ウォルデマー・ヤングの手になり、主役は「異郷の露」のリートリス・ジョーイ、「ゼンダ城の虜(1922)」「妖姫」のルイス・ストーン、「血と砂(1922)」「月の囁き」のニタ・ナルディの三人。

1923年製作/アメリカ
原題または英題:You Can't Fool Your Wife

ストーリー

ニューヨークの金満家ガース・マクブライドは、競争者のラッセル・フェントンを破産させる。彼は妻エディスとともに、フロリダへ休暇を過ごしに出発して、アードリタという人妻と知り合いになる。アードリタの夫は有名な外科医サネック博士であった。一日ガースはアードリタとともに遊覧飛行機に乗ってナッソウに行き、飛行機に乗り損なって、一晩を某所のホテルに過ごしたのでガースの妻エディスはニューヨークへ帰り、夫と別居して看護婦となった。ガースは妻を求めてニューヨークへ帰って来たが、フェントンに雇われた悪漢に襲われ、重傷を受けてサネック博士の邸へ運び込まれた。博士はかねて妻とガースとの仲を疑っていたので、この機会に彼に復讐しようとしたがその場に来たエディスの優しい心と、アードリタの弁明によって、博士の疑惑も解け、ガースは適当な手当てを与えられた。かくして危機に立った2組の夫婦の上に再び幸福の日が輝く。

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