沈黙の復讐者

解説

ヴァイタグラフ社社長アルバート・E・スミス氏及びクリーヴランド・モフィット氏の合著をグレアム・ベイカー氏が脚色し、ウィリアム・ダンカン氏が監督及び主演をした連続活劇で、対手役も今まで通りエディス・ジョンソン嬢である。その他「名金」のサッチョー伯に扮したアーネスト・シールズ氏や、人情物畑のジャック・リチャードソン氏等の共演という珍しい顔振れで、ダンカン氏が警官になってからの活躍が真に目ざましいという。

1920年製作/アメリカ
原題または英題:The Silent Avenger

ストーリー

運動家の青年銀行員フィル・リードは銀行家の令嬢ヘレン・ダーハムと恋仲になっている。フィルの同僚で同じく彼女に恋しているサマズは恋と地位の両方面からフィルが邪魔で堪らない。ヘレンの兄のジャックは競馬の賭けに失敗して父の手形を偽造したがその支払い期が迫ったので妹ヘレンに救済を求める。ヘレンは自分所有の公債を売却することをフィルに頼んだ。サマズはフィルを陥れんとしてフィルの鍵を盗んで金庫から金を盗み、フィルの仕業のように装った。フィルはヘレンの公債の金を持っていたが彼女との約束を重んじて敢えて弁解しなかった。その上サマズは自分の情婦のフランシンやリードの名義にして預けた銀行の通帳などを巧みに利用してとうとうフィルを監獄に送ってしまった。フィルは破獄をして警官となり、身の潔白を証明すると共に、悪人を取り押さえるべく大活躍を始める。

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