ダンス狂

解説

「仮病八つ当たり」「巨人の谷」等同様パ社ウォーレス・リード氏主演映画で原作はヘンリー・ペイスン・ドウスト氏のサンディ・イーヴニング誌所載の小説。クララ・ケネディ女史が脚色し、「獣牙を脱れし女」同様サム・ウッド氏が監督したものである。相手役はビービー・ダニエルス嬢でその他レイモンド・ハットン氏等共演。

1920年製作/アメリカ
原題または英題:The Dancin' Fool

ストーリー

水差製造業の都会の伯父さんの許へ出て来た。「ヴェス」ティブルという田舎青年は始終保守主義の伯父ジョーンズと商売上の意見が異い追い出されたり呼び戻されたりした。その間に「ヴェス」はある踊場の踊子ジャニーと懇意となり彼女からダンスを習ったが、好きな道とて忽ち上達し彼女と二人で変名してあるダンス場に傭われ高給を得ていた。一方陶器業界の大立者ハーキンスという男は老ジョーンズの所有の粘土坑を手に入れたい為、悪計を以てその買収しようともくろんでいたが、旧式の商法を不利を漸く悟ったジョーンズは相手の計略通りそれを売り払おうとした。おりから夢に着想を得て奇抜な図案の水差を考案し地方から異大の注文を獲得した「ヴェス」が現れ、ハーキンスの鼻を明かし、伯父さんと二人で大儲けをしたのであった。

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