ダイヤモンド作戦(1966)

解説

デイヴィッド・エスディル・ウォーカーの小説『ダイヤモンドは危険』を、リチャード・ブリーンが脚色、「ドーヴァーの青い花」のロナルド・ニームと新人クリフ・オーエンが共同で監督にあたったアクション・コメディ。撮影はガボール・ポガニー、音楽はドイツのバート・ケンプフェルトが初めて映画音楽を担当している。出演は「卑怯者の勲章」のジェームズ・ガーナー、「太陽が目にしみる」のメリナ・メルクーリ、「彼女は億万長者」のサンドラ・ディー、「マドリードで乾杯」のアンソニー・フランシオサ、TV「泥棒貴族」のロバート・クートなど。製作はロバート・アーサー。

1966年製作/アメリカ
原題または英題:A Man Could Get Killed

ストーリー

イギリス銀行業界の依頼を受けて、ポルトガルの資源調査にやって来た、アメリカ人ベドーズ(ジェームズ・ガーナー)は、出迎えのイギリス大使館員ハットン・ジョーンズから秘密諜報員としての取り扱いを受けた。数日後、イギリス本国から高価なダイヤが盗まれリスボンに密輸されたらしいから調べろとの、電話が入った。ベドーズはオーロラ(メリナ・メルクーリ)という美しい女性に食事に招待された。彼女はベトーズが何者かに殺害されたイギリス大使館員の愛人で、食事中、意外な事実を話してくれた。死んだ愛人が最後の電話で言った3つの言葉「赤い豚」「土曜日」「米」が消えたダイヤに関係があるらしい。そして、その電話に大きなくしゃみの音が入ったという。早速、「赤豚ホテル」を訪ねたところ、そこにはスパイ団らしい、あやしげな一味のほかにベドーズとはすでに顔なじみの、スチーブ(アンソニー・フランシオサ)とエミー(サンドラ・ディー)が来ていた。スチーブはダイヤ探索に協力し、発見者としての賞金がほしいらしい。次に米を積んだ貨物船を探しに波止場に行った。急に雨が降ってきて、探索に協力していたハットン・ジョーンズが大きなくしゃみをした。ベドーズはジョーンズを殴り倒した。この事実が露見すると大使館が迷惑するから、ジョーンズをヨットに移そうと提案したのは、オーロラの知人マシソン博士だった。その頃スチーブとエミーは、山道の途中で出会った救急車の中から、巨額の債券を発見し、ベドーズに報告に来た。それを見たマシソン博士は、いきなり拳銃をつきつけ、悪党の本性をあらわした。マシソンに一同がとじこめられた時、ハットン・ジョーンズが、自分はイギリスの陸軍秘密諜報員であることを打ちあけた。一同は力を合わせて、マシソンのヨットから脱出を図った。積荷のブランデーに火をつけて、騒ぎたてたのだ。数時間後、マシソン一味は港のパトロール艇に、全員逮捕された。スティーブは、ついにダイヤを発見し、賞金とエミーの愛も得た。オーロラはベドーズと別れたが、彼が再び自分のところへ戻って来ることを知っていた。何故なら彼女はベドーズの切符と旅券をすりとっていたからだ。

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