第二の機会

劇場公開日:

解説

「零号作戦」のエドモンド・グレインジャーが製作し、「ミシシッピの賭博師」のルドルフ・マテが監督に当たったテクニカラーの3―D映画1953年作品。「サンセット大通り」のD・M・マーシュマン・ジュニアストーエイーを書き脚色し、「星は輝く」のオスカー・ミラードと「地球最後の日」のシドニー・ボームが脚本化した。撮影は「零号作戦」のウィリアム・スナイダー、音楽は「剣豪ダルタニアン」のロイ・ウェッブの担当。主演は「零号作戦」のロバート・ミッチャム、「海賊黒ひげ」のリンダ・ダーネル、「シェーン」のジャック・パランスで、ダン・シーモア「マニラ」、ミルバーン・ストーン、サンドロ・ギグリオらが助演する。

1953年製作/82分/アメリカ
原題または英題:Second Chance
配給:RKOラジオ映画日本支社
劇場公開日:1953年12月1日

ストーリー

殺人屋のキャッピー(ジャック・パランス)は、親分の元情婦クレア(リンダ・ダーネル)を探して、南米の避暑地を転々としていた。クレアが帰米して議会の犯罪調査委員会に証人として出頭する前に彼女を殺す必要があったのだ。クレアはアンデス山脈を背負ったサン・クリストバルの町に滞在していた。彼女は追われていることを知ってペルーへ逃げようとしたが、旅費が足りず、ホテルで知り合った米人の拳闘選手ラス・ランバート(ロバート・ミッチャム)と一緒に、町の背後の後峰上にあるラ・クンバレの村へ、空中ケーブルで出かけた。ラスとクレアはお互いに好意を持っており、2人は高地で楽しく過ごすうち、最終車に遅れ、ホテルの別々の部屋でその夜を過ごした。翌朝、クレアの部屋に突然キャッピーが侵入してきた。彼はクレアの美貌の虜になって彼女を殺すことができず、かえってラスを射殺する気配を見せた。クレアはラスと絶交しすぐにサン・クリストバルに帰るから彼を殺さないでくれとキャッピーに告げた。ラスはクレアがひとり去ったことを知って急いで後を追い、動きかけたケーブルカーに飛び乗った。ラスはクレアの態度が急に冷たくなったことに驚いた。やがて中間駅につくと、そこにキャッピーが待ちかまえていた。2人の姿を見てクレアが裏切ったものと思い、彼女を断崖からつき落そうとしたが、ラスが救った。やがて動き出した車上で、ラスとキャッピーの大格闘が始まり、車は大きく揺れて鋼索が1本切れてしまった。第2の鋼索も切れそうになる。車から非常線がたらされ、中間駅のある岩壁に飛びつくことになった。ラスがこれを志願して成功し、中間駅から非常車を操って故障車のそばへ引き返してきた。キャッピーは一同を拳銃で脅し、クレアと2人だけで非常車に乗り込もうとした。ラスは再びキャッピーと格闘を始め、車はいよいよ危なくなった。ラスはついにキャッピーを谷底に落下させた。そこへ第2の非常車も到着し、一同が乗り移ったとき、鋼索の切れたケーブルカーは谷底に落下して行った。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く