大空港のレビュー・感想・評価
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完璧な映画かっ?!(ハードル上げすぎ?)
登場人物が多いが、全く無駄の無い群像劇で良くまとまったな脚本。様々な困難が降り注ぎ、問題が次々と伏線として散らばり、その道のプロが対応に追われる。
"この手の映画" の教科書の様な映画で、まるで『ダイ・ハード』(1988)の様に完璧な作品に仕上がっている。
特撮と一目で解るシーンも多々あるが、未見の方や随分と昔に見たっきりの方には ハードルを下げずに観てみては?
「エアポート」シリーズ第一作‼️
大は要らない
航空パニック映画の先駆け
パニック映画ではございません。
「Airport」シリーズできちんとした映画はやはりこれだけですね。ジャクリーン・ビセットが若くて綺麗でこんな人がスチュワーデス(おっと、いまはCAと言うんでした)している飛行機であれば爆弾犯が乗っていようと乗ってみたい。大女優ヘレン・ヘイズが食えないババア役をやっていて流石に達者だし、モーリーン・ステープルトンの哀切な演技も相変わらず上手い。なお、後続の「Airport」シリーズはパニック映画ですけれども、これは大雪に見舞われた空港と爆弾犯を乗せた飛行機とを舞台にしたグランドホテル形式の人間ドラマなのでお間違いなく。
面白い映画を観れた最高の幸福感を味わえます
これは面白い!
猛吹雪で滑走路閉鎖、さらに飛行中の国際便で爆弾事件発生
もちろんダイハード2の元ネタ的作品です
最初の方こそちょっとダルいですが、後半の手に汗握る盛り上がり方と緊張感は半端ありません
パニック映画のジャンルができるわ、続編がいくつも出来るはずです
空港に行くとテンションがなんとなく上がりますよね
冒頭、真っ暗な中構内アナウンスが響いて画面が徐々に明るくなり、2階通路から混雑する1階ロビーを俯瞰するシーンが見事にその雰囲気を伝えてきます
そしてラストシーンは一転晴天のまぶしいような朝で終わります
グランドホテル形式の物語の全てが綺麗に畳まれた見事なラストシーンのカタルシスは素晴らしすぎるほど
こってりとした分厚いステーキを食べたかのような満足感、満腹感
面白い映画を観れた最高の幸福感です
ダイハード2が超絶好きな私はどんなパニックが空港を襲って来るのかワ...
航空界事情
空港で働く様々な業種の人々とその家族、個性豊かな利用客達、滑走路周辺地区の騒音問題等、航空業界を多方面から描いた作品。すごく現実味がありました。管制官がレーダー圏外へ出て行く飛行機長へ送る、締めの言葉が必ず"good luck"で、その時コックピット内が一瞬寂しくなる感じが印象的でした。
機長Vernonの浮気相手のスチュワーデス、ピル中断を隠していたのだから確信犯ですな…。Vernonも義兄でもある空港長に悪態つく様子からして、このカップルにはどうも共感しませんでした。Vernonの妻が夫を案じて空港に駆けつけても見向きもされず佇む姿には(T_T)…修羅場の予感??
爆撃犯の妻が泣きながらオロオロと乗客達に謝る姿が不憫でした。保険金遺すどころか、多額の賠償金の可能性?、消せない不名誉と罪悪感を遺すことになってしまいましたね…。
無賃乗客常連のお婆ちゃん、他人事なら単に面白いけど…(^^;)。グリーン車から3人がかりで降ろされる常連とおぼしきお婆さんを実際見たことがあるので…その間電車は止まりますし…やっぱり困り者です。
トラブル対応の様子がとてもリアルで興味深いのですが、人間模様も細かすぎて、もっと事故対応に集中したかったです。
愛妻家でガッツのあるベテラン整備士Patroniが一番ナイスガイかな??
群像パニック映画の元祖!
大吹雪で機能が麻痺した空港。その混乱の最中、不審な男が旅客機に搭乗したとの情報が…。
「ポセイドン・アドベンチャー」「タワーリング・インフェルノ」「大地震」など1970年代にブームになったパニック映画の火付け役。
1970年度アカデミー賞9部門ノミネート、タダ乗り常習犯のお茶目な老婦人を演じたヘレン・ヘイズが助演女優賞受賞。
バート・ランカスター、ディーン・マーティン、ジーン・セバーグ、ジャクリーン・ビセット、ジョージ・ケネディら当時の人気スターが揃う。
パニック映画と言うと大掛かりなパニック・シーンが売りの見世物的な作品が多い。
が、本作は人間ドラマがメイン。空港責任者、関係者、パイロット、スチュワーデス、乗客、それぞれの背景が交錯するグランドホテル方式。その後のパニック映画のスタイルを確立させた。矢口史靖監督の「ハッピーフライト」も本作が原点である。
後半、男が爆弾を持っている事が分かり、さながら密室サスペンス。追い詰められた男は自爆し、機体に穴が開き、旅客機内は大混乱。緊急着陸を要請するが、滑走路には雪が積もり、空港側は対応に追われ…。ハラハラドキドキの展開はパニック映画の醍醐味たっぷり。
オールスターキャスト、スケール、面白さ…どれを取っても贅沢な、これぞエンターテイメントの見本!
やっぱり70年代のパニック映画は好きだなぁ。
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