ターザンの激斗
劇場公開日:1958年8月1日
解説
「ターザンと消えた探検隊」につづく、監督ブルース・ハンバーストーン、主演ゴードン・スコットのコンビによるターザン映画。1918年サイレント時代のエルモ・リンカーンの初代から数えて、スコットは11代目のターザンに当たる。ターザン映画の総製作本数からいうと、これは32本目の作品である。エドガー・ライス・バロウズの原作から人物の性格をかりて、トーマス・ハル・フィリップスが脚本を書き、ウィリアム・スナイダーが撮影を担当した。アフリカやローデシア、スーダン等でミキ・カーターによって撮影された野獣の生態が一篇の呼び物になっている。テレビ出身のイヴ・ブレント、リッキー・ソレンセン等が他に出演。製作ソル・レッサー。
1958年製作/アメリカ
原題または英題:Tarzan's Fight for Life
配給:MGM
劇場公開日:1958年8月1日
ストーリー
ジャングルの王者ターザン(ゴードン・スコット)と、その妻ジェーン(イヴ・ブレント)、ボーイ(リッキー・ソレンセン)の3人の平和な生活は、ナガス族の祈祷師フータによって乱されはじめた。彼は集落乗っ取りを策する悪人で、ターザンの友人であるドクター・スターディ(カール・ベントン・リード)というランディミで近代的病院を経営している白人の医師をひどく敵視していた。悪をにくみ、正義に味方するターザンが、友人の味方をしてフータにたち向かったのは当然のことであった。原住民たちをあやつるフータと、ターザンの間には激しい闘いがくりかえされた。フータは、彼の祈祷による治療が、白人の医術よりも優れていることを見せて、自分を原住民に信頼させようとしたが、たちまち失敗した。負けたフータは卑怯な計りごとによってターザンを土牢にとじこめた。しかし、味方の小人族の助けですぐさま脱出したターザンは、フータ一味を見事に退治してしまった。こうしてターザンは善良な若いナガス族の酋長とその一族を、悪祈祷師の悪だくみから守ってやり、ジャングルにはまたふたたび平和な日々がもどってきたのである。ターザンの顔に、満足のほほえみが浮び、スターディ博士の病院も活動をはじめた。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ブルース・ハンバーストン
- 脚本
- トーマス・ハル・フィリップス
- 原作
- エドガー・ライズ・バロウズ
- 製作
- ソル・レッサー
- 撮影
- ウィリアム・スナイダー