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解説

かつて本邦斯界の人気者であったエモリー・ジョンソン氏が監督してエフ・ピー・オー社の為に製作した映画で主役は「征服の力」「白日の下に」等で妙腕を見せたラルフ・ルイス氏である。「オーバー・ザ・ヒル」「ファントマ」等で知名のジョニー・ウォーカー氏、ジョンソン氏夫人たり旧ユ社青鳥時代の本邦ファンの憧憬たりしエラ・ホール嬢、名子役フランキー・リー君、名馬バレット等が共演し斯界稀有実感の出た火事場等を取入れ面も人情味豊富の活劇である。

1923年製作/アメリカ
原題または英題:The Third Alarm

ストーリー

老消防士ダンは自動車ポンプの運転が出来ぬ為、彼が愛撫した消防車用の老馬と同時に解雇された。彼は他に手に職もなく一介の労働者となる他なく、彼の伜ジョンも勉学を中止して、父に代わって消防手となってしまった。安く買い取られて残酷な主人の許で老馬バレットも寂しく酷使されていた。そして遂に或る夜厩を逃げだしてしまい、街を彷う中、ダンが可愛がっていた新聞売り子のジミーに見つけられた。ジミーが見知ったバレットをダンの厩に繋いで置いた為、ダンは馬盗み人として捕らえられた。新消防手ジョンが腕を振う時が来た。ジョンの恋人ジューンの住む建物が大火災を起こしたのである。身命を賭してジョンは彼女を救い特殊な働きを見せ、又少年ジミーの証言で自由を得たダンも非凡の消防術を見せた。年老いても流石に、と人々は彼の勇壮な意気を賞め讃えた。

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