騒擾の巷

解説

リチャード・ウォッシュバーン・チャイルド氏の原作を、フレデリック・ハットン氏とファニー・ハットン女史とが脚色し「名家の秘密」「女は曲者」等と同じくウィリアム・A・サイター氏の監督である。主役は「返り咲く花」「キック・イン」「グラムピー」等出演のメイ・マカヴォイ嬢「正邪の岐路」「法に泣く女」「紐育の魔窟」等出演のジャック・マルホール氏で、その他「社交界の誘惑」のマートル・ステッドマン嬢「暁の光」「誰が罪ぞ」等のバーバラ・ベッドフォード嬢「ボー・ブラムメル」のアレック・B・フランシス氏、老巧のジョージ・フォーセット氏等も共演している。当時流行のジャッズ劇の1つである。

1925年製作/アメリカ
原題または英題:The Mad Whirl

ストーリー

ジャック・ハーリントンの両親は金のあるのにまかせて、夜々その邸宅で盛んな宴会を催し、ダンスに酒に放埒の限りをつくしているので、ジャックもそれに引き込まれていたが幼馴染みの乙女カスリーン・ジリスに真の恋を覚えて改心しようとする。カスリーンはジャックの余りの放埒さに愛想をつかし結婚を拒絶したが、ジャックは改心し、2人は駆け落ちを企てる。カスリーンの父はかつては酒場の持ち主であったが、今は真面目な生活に入っていた。娘の駆け落ちを知ってジャックの家へ来り、ジャックの両親に非を説いて改心させ、若い2人も結局楽しい生活に入る事が出来た。批評ー改心の経路が簡単すぎるので筋としては余り感心できない。しかしロマンスの分子が良く描かれているし、ジャッズ気分の濃厚な所は若い人々には喜ばれよう。(ニウス誌ローレンス・リード氏)

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