Z旗あげて

劇場公開日:

解説

ウィリアム・ブリンキイのベスト・セラー小説の映画化で、ドロシー・キングスレイとジョージ・ウェルズが脚色、「上流社会」のチャールズ・ウォルターズが監督した海軍ものユーモア篇。撮影監督は「ラスヴェガスで逢いましょう」のロバート・ブロナー、音楽は「傷だらけの栄光」のブロニスロー・ケイパー、主演は、「決断の3時10分」のグレン・フォード、「他国者は殺せ」のジア・スカラ、「雨を降らす男」のアール・ホリマン、「禁断の惑星」のアン・フランシス。

1957年製作/アメリカ
原題または英題:Don't Go Near The Water
配給:MGM
劇場公開日:1957年12月21日

ストーリー

南太平洋上の風光明媚なタルラ島海軍作戦基地。時は第2次大戦中、海軍PR班は「海上勤務」を敬遠んし「海に近づくな」の合言葉のもとに至極のんびり毎日を送っている。班長はスマートな色事師ペンドルトン大尉(ジェフ・リチャーズ)、若くて直情型のタイソン少尉(ラス・タンブリン)、気の弱いシーゲル大尉(グレン・フォード)、それに司令官ナッシュ少佐など。ある日、見学に来た上院議員を案内したシーゲルは途中、島随一の美人メロラ(ジア・スカラ)に会った。彼女は学校の先生で、以来シーゲルの学校通いが始まった。一方ペンドルトンは看護将校アリス(アン・フランシス)とのデイトに下士官アダムを連れて行くが、アダムは一度でアリスを好きになる。それを知ったシーゲルは2人の仲を取り持とうと原住民と謀り、アリスとデイト中のペンドルトンを誘拐、アダムに彼女を宿舎まで送らせるそのシーゲルも益々メロラに夢中。彼女が小学校を建直すため1000ドル必要だというと早速タイソンと計って横暴な従軍記者リップウェルから1000ドル奪おうとする。リップウェルに原住民女を口説かせ、それを録音テープにとって彼に1000ドルで売りつけることに成功した。ところが困ったことができた。ナッシュ司令官の企画で、海軍の典型を選んで表彰、銃後の人々に宣伝しようという仕事が進められていたが、シーゲルの選んだ水兵は気難し屋で無学、面目を施すどころかシーゲルは水兵の再教育を任される羽目となった。そのうえメロラがこの島以外には何処にも住まぬといってシーゲルの愛を拒絶する。そんなところへ夫人記者デボラ女史が島に取材に来た。案内役となったシーゲルは女史の頼みで図らずも海上勤務に出ることになった。が、海上勤務に出たシーゲルは軍旗の代りに女史のパンティを掲げ水兵の士気を大いに挙げた。戦争が終った。シーゲルはメロラと結婚するため島に残ることにした。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第15回 ゴールデングローブ賞(1958年)

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) グレン・フォード
詳細情報を表示

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く