戦慄を追う男

解説

「大金鉱」のバック・ジョーンズが主演する活劇で、ハリー・O・ホイトが書き下ろした脚本により「アリゾナ(1931)」のジョージ・B・サイツが監督にあたり、「アメリカの暴露」「ナイトクラブの女」のテッド・テズラフが撮影した。助演者は「突進大飛行船」のドロシー・レヴィアを初め、エドワード・ルサン、フランク・ラルウ、ハリー・トッド等である。

1933年製作/アメリカ
原題または英題:The Thrill Hunter

ストーリー

バック・クロスビイは牧場に働く快青年である。この牧場に映画撮影に来た女優マージョリー・レインののった馬が疾走して彼女の命が危うく見えた時、クロスビイは彼女を救ってやった。その後、クロスビイは野中の小屋で2人の汽車強盗の死骸を発見したが、世間には彼が自衛上2人の強盗をやっつけたと伝わり、その評判によって彼は映画会社に望まれ活劇俳優となり大成功を収めたが、高価な飛行機を破壊したために間もなく馘首される。彼は貨物列車で帰国の際、2人の賊に襲われる、この賊は以前殺されていた汽車強盗が持っていた幸運の守り札をクロスビイが横取りしていると察してそれを返せと迫るが、実は彼はその守り札を女優マージョリーに送ったのである。そこで賊はクロスビイを小屋に縛り込んだまま、マージョリーを襲うために出発する。クロスビイは自ら縄を断ち切って馬を飛ばし、途中飛行機に乗り移って追跡し賊のために誘拐されて行くマージョリーを救い出すことができた。

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