青春ホテル

解説

「一九三七年の大放送」に顔を合わせたジャック・ベニー、ジョージ・バーンズ、グレイシー・アレン、マーサ・レイと「息子の顔」のメアリー・ボーランド、「ハリウッド大通り」のマーシャ・ハント、「ローズ・ボール」のエリノア・ウィットニー、「コロナアド」のジョニー・ダウンス等が共演する映画で、「むすめ結婚症」のJ・P・マッケヴォイ、「親分はお人好し」のハーラン・ウェイヤース及びジェイ・ガーニーが協力して脚本を書卸し、「ローマ太平記」「今宵は二人で」のフランク・タトルが監督に当たり、「一九三七年の大放送」のテオドル・スパークールと「シャムパン・ワルツ」のウィリアム・C・メラーとが共同撮影した。

1936年製作/アメリカ
原題または英題:College Holiday

ストーリー

シルヴィアはカサ・デルマー、ホテルの娘だが、父親が事業に失敗したので、バウスターという男と二人で何とか債権者の手を逃れて、ホテルを盛り立てたいと願っていた。ちょうど幸いホテルの抵当権を持っているカローラという金持ちの婦人が、優性学に興味を持ちハーキュリス教授に勧められるままに、このホテルを取り上げて優性学的に若者たちをけっこさせるための実験室にしようとしていることを知ったので、バウスターはここに一策を案じて全国各地から体格の立派な青年男女を集めて試験材料に提供しようとカローラに申し出た。カローラはこの計画を大いに喜んで費用を出してくれた。胸に一物のバウスターは、実はその金で遊芸に秀でた連中を集めホテルで演芸大会を催して客を集めホテルの危機を救おうと思ったのである。カローラにはギリシャの野外劇をやるんだと偽って舞台稽古を続けていたが、ハーキュリス教授の娘カライオピーの霊感で、集った男女を優性学的に結びつけるということになったので、集った連中は初めて事情を知りバウスターの虚言を怒ったが、結局この際バウスターの計画を勘付いたカローラやハーキュリスに何とか邪魔されないようにして、演芸大会を催しシルヴィアの危機を救おうということになった。一同は奇智を以てカローラたちを地下室に監禁し、無事盛大な演芸大会を開催することができた。これが非常な成功で、ホテルは賑わい、シルヴィアは再び幸福になったのである。

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