スポーツ・パレード(1932)
解説
「南海の劫火(1932)」「猟奇島」のジョエル・マクリーが「雨」「暴風の処女」のウィリアム・ガーガン、「処女読本(1932)」のマリアン・マーシュ、「犯罪都市(1931)」のウォルター・カトレット、「ナイトクラブの女」のスキーツ・ギャラガーを助演者として主演する映画で、原作ジェリー・ホーウィン、脚色コリー・フォード及びフランシス・コックレル、監督は「女学生の日記」のダッドリー・マーフィー、撮影は「山荘の殺人」のJ・ロイ・ハントの担任である。
1932年製作/アメリカ
原題または英題:The Sport Parade
ストーリー
サンディ・ベーカーとジョニイ・ブラウンとは愉快な学校生活の8年間を通じて、固い友情に依って結ばれていた仲であった。殊に蹴球試合に於ける「ベーカーとブラウン」の名コンビは幾多の功績をその歴史に残していたのである。しかしやがて、この二人が思い出多きダードマウスを去る日が来た。そしてサンディは職業選手としてモリソンと契約し、ジョニイは新聞の運動記者となって、二人の行く道は別れてしまった。その後サンディは不運続きで腐っていたが、やっと金の工面をして、エール対ダートマウスの試合を見に行って、そこで計らずも昔なじみのジョニイに会って、ジョニイの計らいで同じ新聞の運動欄に働くことになった。ここでサンディは婦人記者のアイリーンと知り合って、やがて二人はお互いに相愛するようになったが、ジョニイが以前からアイリーンを恋しているのを知ったサンディはその愛を友に譲って再びレスリングの職業選手としてモリソンの許に帰って行った。モリソンの企みに依ってサンディは不正試合に出場させられようとした、しかも「ダートマウスの誇り」というサンディのビラが堂々と張られた。これを知った昔の学校仲間はもしサンディが不正を行うようなことがあったらただでは置かぬと試合を見張っていた。サンディはコンディションの悪い身体をもって敵手と、そして不正と戦いみごとにこの二つを打ち破った。かくて、アイリーンの愛とそしてジョニイとの和解が来った。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ダドリー・マーフィ
- 脚色
- コリー・フォード
- 原作
- ジェリー・ホーウィン
- 製作総指揮
- デビッド・O・セルズニック
- 撮影
- J・ロイ・ハント