スヌーピーとチャーリー

劇場公開日:

解説

チャーリー・ブラウン、ルーシー、ライナス、スヌーピー、サリー、ビッグ・ペンの愉快な仲間がくりひろげるアニメーシヨン、”チヤーリー・プラウン”シリーズ第一作。製作はリー・メンデルソンとビル・メレンデス。原作・脚本はチャールズ・M・シュルツ、監督は製作も兼ているビル・メレンデス、音楽はヴィンス・グァラルディ、主題曲の作詞、作曲はロッド・マッケンが各々担当。

1969年製作/アメリカ
原題または英題:A boy Named Charlie Brown
配給:東和
劇場公開日:1972年9月23日

ストーリー

タンポポの咲く広い野原で野球をするチャーリーと仲間たち。ライナス、ルーシー、シュレーダー、みんなこの時ばかりははしゃいでいる。ゲーム開始前には国歌の演奏。スヌーピーは手廻しよくステレオを運ぶが、せっかくのおぜんだても空しく今日も負けた。「また今年最初のゲームは負けた。毎年最初のゲームに負けて、最後にも負ける。その間にも負ける…。つまりは負けっぱなしだ。ああ、勝ってみたい」「どうしてぼくは勝てないんだろう」。朝がきて、今日もまた学校へ。チャーリーは道でライナスに会った。赤ちゃんみたいに、汚ない毛布が手放せない彼。ついでにイヤな女の子たちにもあった。「ねえチャーリー、あんたスペル・ゲームにでてみたら?」とルーシー。ほかの女の子たちはドッと笑いころげた。それでもライナスのすすめで出場する決心をする。ところが意外にもチャーリーは勝ら進み、とうとうクラスNo.1になり、続いて学校No.1。ああ、勝つってなんて気持がいいんだろう。ゆったりとくつろいでこの幸せをかみしめたい。でもいいコトっていうのは、そう長くは続かない。「チャーリーあなた全国大会にでなくちゃ、私がマネージャーになってあげる」。仲間の見送りをうけて全国大会に出場!ライナスが命より大切な毛布を貸してくれた。チヤーリーが行ってしまった後、毛布のなくなったライナスは「ぼく苦しいよ…、あの毛布なしでは生きていけない。とり返してこよう…」。皮肉屋だが心はやさしいスヌーピー、「ぼくがついていってあげるから大丈夫」。こうしてライナスとスヌーピーは旅をしてチャーリーの泊っているホテルヘ。「毛布を返して」「知らないよ、図書館に忘れた、ぼく勉強中で忙がしいんだ…」。ライナスは毛布を探して、探して、街中探して…、やっぱりなかった。見つからないのも無理はない、チャーリーがゾーキンと間違えて靴を拭いていたのだ。「スペリング・ゲーム大会会場」。大きな会場には人がいっぱい。仲間たちはテレビで見守っているのだ。スヌーピーとライナスは一番前の席に。チャーリーは勝って、勝って…そして最後に負けた。もう学校なんかに行くものか。野球もしないよ、ゼッタイ。その日、チャーリーがいないチームは初めて勝った。ふて寝しているチャーリーの部屋にライナスがお見舞いにきた。そしてやっと気持も清々した。チャーリーはあたりまえの男の子、なにをやってもうまくいかないけれど、でも空に白い雲のある限り、君にスヌーピーがいる限り、世界はまだすてたもんじゃない、君は君、そのままでいいんだ……。

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