人生の舞台裏

解説

ウィリアム・J・ロック氏原作の小説「野師」及アーネスト・デニー氏の書いた同じ名の戯曲に基づき、ウィリス・ゴールドベック氏及シュリー・ハーン女史が脚色し「スペインの踊子」「パリの暗影」等と同じくハーバート・ブレノン氏が監督した映画である。主役は「駅馬車(1925)」「焼け爛れし翼」等出演のアーネスト・トーレン氏で「アダムス・リブ」「魔海の髑髏島」等出演のアンナ・キュー・ニルスン嬢や「アメリカ」「素晴らしい哉人生」等出演のニール・ハミルトン氏や新進花形のルイズ・ラグレーンジ嬢等が助演している。

1924年製作/アメリカ
原題または英題:The Side Show of Life

ストーリー

アンドルウ・ラッカディは故郷のイギリスを去ってフランスで田舎廻りの曲馬団の道化師となっていた。ある日彼は職を失い商費のもとでの犬を自動車に轢殺されてしまった。そこへ通りかかったエロディと意気投合し二人は仲間になる相談が決った。しかし戦争が起ったのでラッカディはイギリス軍に加った。彼は戦場でヴェリティ・ステュアートを救った。彼は旅団長にまで昇進した。ヴェリティ・ステュアート家に招かれた彼はオーリオル・デイン嬢に恋したが平和となり我身の稼業を恥じて密かにフランスに行きエロディと共に巡業を始めた。デイン嬢は男らしラッカディを忘れかね彼の行衞を探ねてフランスに赴いた。かくて運命の一夜彼女は道化師に会った。道化師として失敗したラッカディは濠洲行の汽船に乗った。デイン嬢は彼を慕って同じ旅に就いた。

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