地熱

解説

サタデー・イブニング・ポスト紙に掲載されたルシアン・ケイリー氏の原作小説をグレアム・ベイカー氏が脚色し、「珍雄凱旋」「指紋名探偵」等のロイド・ベーコン氏が監督したもので、主演者は「人生サーカス」「操人形糸違い」のジェイソン・ロバーズ氏。助演者としてヴァージニア・ブラウン・フェアー嬢、ジョージ・ニコルズ氏、ルイズ・ドレッサー夫人、ワーナー・リッチモンド氏等が出ている。

1927年製作/アメリカ
原題または英題:White Flannels

ストーリー

母は炭坑で働いていた良人が職業のため惨死して以来、息子のフランクをどうにかして大学に入れてやろうと決心し、自分は下人に身を落として働いた。しかしフランクはマリアという村の娘と愛しあっていたため都会に出ることを嫌っているのを知って、我が子の将来を思う母は二人の会う瀬を妨げた。マリアの愛が冷めたのだと誤解したフランクは母の命のまま村を離れて大学に入った。彼が蹴球選手となり功をたてたその祝賀会の夜、彼の母が料理店で働く下人であることを知った一部の校友の侮辱に憤然と争った彼は退校を命ぜられた。白い学生の制服のまま力無く炭坑の村に帰った彼がまず聞いたものは彼の友達だったサニーとマリアとの結婚の噂だった。フランクが失意の底にいた時、炭坑崩壊の飛報が伝った。生き埋めにされた数人の坑夫の中にはサニーもいる。しかも坑道は毒ガスで充満したのだ。制服のまま現場に飛び込んで救助につとめたフランクの手によってやがてサニーを始め一同は救い出された。フランクがマリアに対する愛情と自分への友情を知ったサニーは快く彼女を断念して二人の手を握らしめた。

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