地獄の銃火
劇場公開日:1952年11月15日
解説
「西部の怒り」と同じくウィリアム・J・オサリヴァンが製作、ダレルとスチュアート・マクゴワンが脚色、ウィリアム・エリオットとマリー・ウィンザーが主演した西部活劇1949年作品。助監督出身のR・G・スプリングスティーンが監督に当たり、撮影は「硝煙の新天地」のジャック・マータ、作曲はデール・バッツ。助演者はフォレスト・タッカー(「暴力帝国」)、ジム・デイヴィス、H・B・ワーナー、ポール・フィックスら。
1949年製作/アメリカ
原題または英題:Hellfire
配給:リパブリック日本支社=NCC
劇場公開日:1952年11月15日
ストーリー
賭博師のゼブ・スミス(ウィリアム・エリオット)は、酒場の喧嘩で危うく命を落とすところを、巡回牧師に救われたが、そのため牧師は殺されてしまった。ゼブは牧師の悲願だった教会の設立を受け継いで、暴力に訴えずやり遂げる誓いを立てた。ゼブは、ふとしたことから、悪名高い女盗賊ドル・ブラウン(マリー・ウィンザー)と知り合って、彼女の首に5000万ドルの懸賞金のかかっていることを知り、この5000万ドルで教会を建てようと密かに企てた。彼はうまく彼女にとり入り、一緒にテクサスに帰ろうと持ちかけ、彼女を自分に惚れさせるように仕向けた。ドルは無法者のストナー兄弟の長男リュウと結婚したのだったが、リュウを殺したのだ。そのため保安官のバッキー(フォレスト・タッカー)とストナー兄弟の両方から追われていた。ゼブはドルと一緒に旅をつづけるうちに、バッキーがドルの妹のジェーンと幸福な結婚をしていることを知った。ドルは酒場女を装ってオガララに行き、バッキーの様子を探ろうとしたが、ゼブはドルが捕まりそうなのを知って自ら保安官代理になり、彼女を投獄した。ゼブの本心を知って、ドルと彼はあわや射ちあおうとしたとき、間に入ったバッキーはドルの弾丸に傷ついた。ゼブが医師を探しに行った間に、ストナー兄弟が現われた。危うくドルが殺されようとしたとき、現われたゼブはストナー兄弟を倒した。傷ついたドルはゼブに優しく抱かれた。
スタッフ・キャスト
- 監督
- R・G・スプリングスティーン
- 脚色
- ドレル・マッゴーワン
- スチュアート・マクゴワン
- 製作
- ウィリアム・J・オサリヴァン
- 撮影
- ジャック・マータ
- 美術
- Janes Sullivan
- 音楽
- R・デイル・バッツ
- 録音
- T. A. Carman
- ハワード・ウィルソン
- 編集
- トニー・マーティネリ