地獄街

解説

「軍使」「誘拐者」「鉄人対巨人」のビクター・マクラグレンが主演する映画で、ボーデン・チェイス作の小説をロイ・チャンスラーが脚色し、「放送豪華版」「素晴らしき求婚」のレイ・マッケリーが監督に当たり、「紳士ギャング」のミルトン・クラスナーが撮影したもの。助演は「ホノルル航空隊」「輝く栄冠」のウィリアム・ガーガン、「深夜の星」「男性NO1」のポール・ケリー、「仮面の人(1937)」のベアトリス・ロバーツ、「オーケストラの少女」のフランク・ジェンクスの面々である。

1938年製作/アメリカ
原題または英題:The Devil's Party

ストーリー

マーティー、マイク、ジェリイ、ヘレン等は不良少年少女であった。ある日この一群が倉庫を襲って捕縛されたとき、マーティーは潔く罪を一人で背負い、その結果彼は感化院へ収容された。長ずるにおよんで職業も身分も異なったが、彼らは昔通りの友情を持ち続けた。マーティーはナイト・クラブの支配人に、ヘレンはそこの歌い手に、ジェリーは牧師、マイクとジョウの兄弟は強力犯係の警官を奉職した。マーティーとマイクは共にヘレンを恋していたが、彼女は秘かにマイクを愛し、またマイクのほうでは今少し進級するまでは恋を打ち明けない決心でいた。ある日マーティーのクラブで賭けに負けた男が逃走セント企てたので、彼は部下のフランクに命じてその男を毒殺し、過失致死と偽って死体を始末した。そのあとでジョウは非常召集を受け、殺された男のアパートを調べて他殺を立証する証拠を発見したが、フランクに襲われて屋上から転落惨死した。マイクは弟の殺害犯人を捜し出そうと決心する。フランクは罪をマーティーに転嫁せんと、毒殺された男とマーティーの間に取り交わされた小切手を利用して、罪はマーテイーにあると見せかける。数々の犯罪の巨魁がマーティーであることを知ったマイクは、彼を謀殺しようと計るが牧師ジェリーに諌められて思い止まる。フランクはマーティーもろとも警官のマイクまで亡きものにしようと爆発を装置したがこの計画を知ったヘレンはそれをマイクに通報した。爆発が起こると警官隊が殺到した。激しい争闘の中でマーティーは命を犠牲にしてマイクを救った。愛し合うマイクとヘレンは初めて共に相擁することができた。

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