女性礼讃

解説

「駅馬車(1925)」「ホリウッド」「男子改造」に続くジェームズ・クルーズ氏の監督作品で、ジョージ・S・カウフマン氏とマーク・コネリー氏の合作になる小説を、ウォルター・ウッズ氏が脚色したもの、主役は「男子改造」のエドワード・ホートン氏「十誡(1923)」「グラムピー」のセオドア・ロバーツ氏、「火焔の船」のヘレン・ジェローム・エディー嬢等で、風刺味たっぷりの人情喜劇である。

1923年製作/アメリカ
原題または英題:To the Ladies

ストーリー

レオナード・ビーブはピアノ製造工場の事務員で、妻のエルシーと細やかな家庭を営んでいたが、生来内気で引っ込み思案のレオナードに対して、妻は常に激励の言葉を忘れなかった。ある日レオナードは主人のキンケイドから宴会に出席して演説するように命じられたので彼は出来合いの演説集を一節暗記して宴会に臨んだが、彼が暗記して演説していた演説は、彼の前に立った男が述べ立てて終わったので、彼の番が来た時に、彼は途方に暮れてしまった。しかし良妻エルシーは彼の救助に雄々しくも堂々たる即席演説をやってのけた。これがためレオナードは支配人の地位をかち得ることができたのであった。

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