女学生大行進

解説

「カレッジ・リズム」と同じくジョー・ペナーとジャック・オーキーが活躍する映画で、アリス・デュアー・ミラーの原作から「カレッジ・リズム」の脚色者団中の2人ウォルター・デレオンとフランシス・マーティンが協力脚色し、「名を失える男」「銀鼠流線型」のラルフ・マーフィーが監督に当たった。ペナーとオーキーを助けて「踊るブロドウェイ」のフランセス・ラングフォード、「嫌疑者」のネット・スパークス、「コンチネンタル」のペティー・グレイブル、「名を失える男」のリン・オヴァーマン、踊り手として名あるベティー・ジェーン・クーパー、作詞・作曲チームのマック・ゴードン及びハリー・レヴェル等が出演している。撮影者担当は「戦う幌馬車」のウィリアム・C・メラー。

1936年製作/アメリカ
原題または英題:Collegiate

ストーリー

飲んだくれのジョリイ・クレイグは今夜叔母の遺言状が発表されるというのに、どこへ行ったか行方が判らない。腹心のスクープとサア・パスは彼が警官を殴って留置場へ入れられているのを貰い下げて、弁護士の事務所へやってきた。すると伯母の遺言状には、当てにしていた現金は一文もくれず女学校の所有権と経営権だけが彼のものとしてあった。やむなくジェリイはスクープとサア・パスを連れてニューヨークからてくてくと歩いて行った。途中で自分の名前を忘れたという少し足りない男に出会い、彼を騙してその自動車で学校についた。この足りない男が大金を持っているのを見て、3人は彼を脅して学校の経営費を出資させた。女学校は旧式のカビ臭い学校だった。先生はお婆さんばかりで、ただ、女学生達と、それから伯母から経営を任されている若い癖に眼鏡をかけ、古臭い服を着たヘイとが彼らを歓迎した。ジェリイは学校を改良し明朗なところにせねばならぬと決心して、一同ニューヨークに行き彼は有名な作曲家やダンサーのベティ・ジューン・クーパー等を教師に招く事にした。例の名を忘れた男は酔っぱらいに有名な金持ちブラッドグッドと間違えられたのを自ら信じ込んでそう名乗ったので、ブラッドグッドが後援者という事になり、学校は大いに繁栄した。建物は近代的に建て直し、「魅力学校」と呼んで生徒達は日々に美しく変わっていった。秘書のヘイは秘かにジェリイを恋していたが、スクープに言われて顔も形もすっかり新しく美しくなってジェリイを驚かし、又自称ブラッドグッドもドロシイという恋人を得て楽しい毎日を送っている。そのうち父兄の学校参観があり、それに成功すればもう経営は大丈夫というところまでこぎつけた。然るに当日になって新聞には本物のブラッドグッドが帰ってきた写真が出るし、おまけに探偵がブラッドグッドの小切手を偽造した嫌疑で偽物を調べに来た。探偵が調べるとこれがジョー・ペナーという金持ちと知れ、万事円満に納まってジェリイはヘイと結婚する事になる。

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