情熱の激浪

解説

ジョージ・W・パイパーがストーリーを組み立て撮影台本を作ったものからデューク・ウォーンが監督した映画である、主なる出演者は「未来派女学生」「弥次喜多海軍の巻」のドナルド・キース、「特急黒ダイヤ」「足で蹴る恋」「珍婚世界漫遊記」のエドナ・マーフィをはじめ、チャールズ・K・フレンチ、それから古くは連続映画「拳骨」「笑いの面」などに出演したシェルドン・ルイス、同じく「紫の覆面」「名金」などの連続で名を轟かしたフランシス・フォード、「少年ロビンソン」「我れ一度怒れば」「天晴れ名投手」のトム・サンチ、セイラー・シャーキー等で、カメラはウォルター・グリフィンが担任している。

1927年製作/アメリカ
原題または英題:The Cruise of The Hellion

ストーリー

ジョン・ハーランは一人息子ジャックの放蕩について頭を悩ましていたが、ある時その心配を信任厚き持ち船ヘリオン号の船長ジュッドに打ち明けた。かくてジャックはヘリオン号に拉し去られた。今しもジャック幽閉したヘリオン号は、秘密の金塊を積んで南アメリカへと出帆した。今日からジャックは下級船員として働かねばならないのだ。この航海には、船長の姪ディアナ。ドレークが切なる願い叶って乗り込んでいた。ところが1等運転手のキルローイというのが一味を語らい金塊を積んだヘリオン号を乗っ取る陰謀をめぐらし、突如洋上に於いて暴動を起こし、船上を修羅の巷と化せしめた。この騒乱により船長は射殺される。その臨終の際にジェッド船長は、ジャックとディアナに事のいきさつを物語り、最後の息を引き取ったのであった。キルローイと水夫長レイドの陰謀を聞いた2等運転手ベッグ・レッグは、ジャックにかくと告げ、金塊の箱を海中に投げ込み、ジャックとディアナは身を躍らせて、遥か遠い陸地に泳ぎついた。がキルローイ一味の追撃は激しかった。幸いアメリカの砲艦が停泊していた。早速、事の次第を話し、キルローイ一味を捕縛した。一方、ジャックは金塊の箱をたしかめるため潜水した。キルローイはジャックの未経験であることを強調してレイドをも潜水させた。もちろんジャックを刺す目的からである。ジャックは金塊の箱を見いだすとともに合図をし、猛然と襲いかかるレイドと大格闘を演じついにこれを打ち倒した。キルローイは悪計暴露とともにジェッド船長を殺害したことをも自白し自ら大悪党らしい最後を遂げた。

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