十番目の女

解説

米国の閨秀作家ハリエット・T・コムストック女史の同じ名の小説からジュリエン・ジョセフソン氏が脚色し、新進のジェームズ・フラッド氏が監督した映画である。主役のジューン・マーロウ嬢は最近ウォーナー社のスターになった新進の女優で、これは第2回目の主演映画であうr.相手のビヴァリー・ベイン嬢はかつてメトロ映画で夫君フランシス・ブッシュマン氏の相手をたびたびした。映画界へ復帰し、これが嬢のウォーナ社へ入っての第2回作品。その他「盲目の誓」「船に打ち乗り海原目指して」等出演のレイモンド・マッキー氏や、新進のジョン・ローシュ氏、老練アレック・B・フランシス氏等が共演している。十人の女の中の九人までは平凡な生活を送るが、これは十番目の、即ち珍しい経験をした女のお話である。

1924年製作/アメリカ
原題または英題:The Tenth Woman

ストーリー

世をはかなみ自殺を図ったウィラ・ブルークスという女は、牧場主バリーに救われて彼の家に身を寄せる事になった。バリーは東部へ旅行して幼馴染みのローズ・アンという美人に逢った。彼女はこの時既に旧家ブレイナード家の一子ビリーに嫁いでいたが、ビリーは彼女とバリーとの仲を疑って嫌味を述べるので、彼女は西部へ逃れてバリーに心の苦しみを訴えようとしたが、来てみるとウィラがいるのに驚き、迎えに来た夫と共に帰宅しようとする。一方ウィラも今はバリーに恋しているので、彼とローズ・アンとの仲を疑い、牧場を逃れる。バリーは馬で彼女の跡を追い、丁度ウィラの馬車が断崖へ墜落しようとする刹那追い付いて、彼女の危うい命を救い、2人の仲の疑いも解けて、楽しい家路に就いたのであった。

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