10人のならず者
劇場公開日:1956年12月1日
解説
製作者のハリー・ジョー・ブラウンと主演のランドルフ・スコットが提携したスコット=ブラウン・プロの作品。アリゾナの良民を苦しめる無法者の群れに対抗して敢然と立ち上った正義の男を中心とした西部劇。アーヴィング・ラヴェッチとハリエット・フランク・ジュニアのストーリーから「廃墟の守備隊」のケネス・ガメットが脚本を執筆、「アリゾナの決闘」のブルース・ハンバーストーンが監督した。撮影は「最初のテキサス人」のウィルフリッド・M・クライン、作曲は「動物の世界」のポール・ソーテル。出演者は「復讐に来た男」のランドルフ・スコットを中心に、「ミスタア・ロバーツ」の舞台に出演したジョスリン・ブランド、新人ドナ・マーテル、「襲われた町」のスキップ・ホメイヤー、他にリチャード・ブーン、アルフォンゾ・ベドーヤなど。
1955年製作/アメリカ
原題または英題:Tenn Wanted Men
配給:コロムビア
劇場公開日:1956年12月1日
ストーリー
1860年のアリゾナ州タクスン・シティ附近は、“10人のならず者”と呼ばれる無類漢達の支配の下に、恐怖の日々を送り迎えしていた。彼等の頭領はウィック・キャムベル(ロバート・ブーン)という名うての銃使い。アリゾナを苦心の末、遂に家畜王国に迄築き上げた先駆者の1人、ジョン・スチュワート(ランドルフ・スコット)は、今は平和な生活を望んでいたが、無法者一味の非道ぶりにも自らの暮らしの安らかさを守ろうと強いて無関心を装っていた。彼の甥ハウィー(スコット・ホメイヤー)は気性の激しい若者。叔父と対立することも屡々だったが、ウィックの被後見人マリア(ドナ・マーテル)を知って愛し合うようになったことからステュアートとウィックの一味の対立は激化。遂にステュアート、ハウィー、そして二人に味方する牧場主らは、ステュアートを慕うコリンヌ(ジョスリン・ブランド)の家へ包囲される。機を見て一味の重囲を脱せんとあせるステュアート。揚句の果て、ウィックはステュアートの正義の銃弾に倒れる。町で掠奪を働く無法者は一掃され、ステュアートはコリンヌと、ハウィーはマリアと結ばれる。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ブルース・ハンバーストン
- 脚色
- ケネス・ガメット
- 原作
- アービング・ラベッチ
- ハリエット・フランク・Jr.
- 製作
- ハリー・ジョー・ブラウン
- 撮影
- ウィルフリッド・M・クライン
- 作曲
- ポール・ソーテル
- アソシエイト・プロデューサー
- ランドルフ・スコット