銃殺指令

劇場公開日:

解説

ハワード・ファストの小説「ウィンストン事件」を、「ある種の愛情」のキース・ウォーターハウスとウィリス・ホールが共同で脚色、「007/ゴールドフィンガー」のガイ・ハミルトンが監督した戦時裏話。撮影は「巨艦いまだ沈まず」のウィルスキー・クーパー、音楽は主題曲をライオネル・バート、他をジョン・バリーが担当した。出演は「何という行き方!」のロバート・ミッチャム、「南太平洋」のフランス・ニューエン、「ミサイル空爆戦隊」のバリー・サリヴァン、「戦艦バウンティ」のトレヴァー・ハワードほか。製作はウォルター・セルツァー。

1964年製作/アメリカ
原題または英題:Man in the Middle
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1965年12月11日

ストーリー

第二次世界大戦中、印度で米英両軍が共同作戦を行なっていた頃米軍のウィンストン中尉(キーナン・ウィン)が英軍の軍曹を射殺するという事件が起きた。当時、米英両軍の間にともすると、反目するという感情のわだかまりがあったのでケンプトン将軍(バリー・サリヴァン)は旧友のアダムス中佐(ロバート・ミッチャム)を起用してこの事件の解決を計った。軍の精神鑑定委員会では中尉が精神異常者でないと決定し、中尉も自分の罪を認めていた。だから中佐はすみやかに被告を処刑すれば、米英両軍間にわだかまる不吉な感情は除去されるはずであった。しかし、軍病院の看護婦ケート(フランス・ニュイマン)は中尉を診察したカウフマン軍医が中尉を精神異常者と認めており、精神鑑定委員会の委員長であるバートン大佐に口止めされていると中佐に告げた。それを聞いた中佐がカウフマンを訪ねたところ、彼は何者かによって転属されていた。奇怪に思った中佐は、11人の証人に逢ったり、中尉の日頃の行状を洗っていった。そんな彼に英軍の軍医少佐ケンシントンン( トレヴァー・ハワード) が面会を申し込んできた。少佐は余計なせんさくをするより軍に協調するように、その方が身のためだと言いにきたのだ。中佐はこの事件に裏側があることを知ってファイトをもやした。中佐は中尉を獄中に見舞った。逢ってみると素人眼にも彼が偏執者であることがわかった。中佐はケートの応援を得てついにカウフマンを捜しだした。中佐の努力によって再び軍法会議が開かれることになった。だが、その日カウフマンは自動車事故で急死した。中佐は窮地に立たされた。それを救ったのは中佐の正義心にうたれたケンシントン少佐の証言であった。しかもそれを裏書きするようにウィンストン中尉は、法廷で精神異常の発作を起こしたのであった。

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