ジャングル・ブック(1967)

劇場公開日:

解説

ルドヤード・キプリングの原作をもとに、ラリー・クレモンス、ラルフ・ライト、ケン・アンダーソン、ヴァンス・ゲリーが脚本を書き、ウォルフガング・ライザーマンが監督した長編漫画。音楽はジョージ・ブランが担当している。

1967年製作/78分/アメリカ
原題:The Jungle Book
配給:ディズニー映画
劇場公開日:1968年8月6日

ストーリー

インドのジャングルのまんまんなか。川のほとりで人間の赤ん坊を見つけたクロヒョーのバギーラは、自分は育てられないのでオオカミにあずけた。モーグリと名づけられたその子は順調に成長。そして10年。人食いトラのシア・カーンがジャングルにやって来て、モーグリをねらっていることに気がついたオオカミたちは、モーグリを人間の村に帰すことが安全だと考えた。ジャングルの動物たちとすっかりなかよくなっているモーグリは人間の村に行くのをいやがったが、バギーラが村まで送っていくことになった。その夜、バギーラとモーグリが高い木の上で休んでいると、大きなヘビのカアがあらわれ、モーグリをひとくちでのみこもうとした。が、バギーラの気転であやうく命を助けられた。村に帰そうとするバギーラがいやになったモーグリは、自分の好きなようにしたいと考え、なかよくなったクマのバルーと楽しく遊んでいた。ところが突然サルの大群がやってきて、モーグリをさらっていった。サルの王さまキング・ルイは、火の作り方を知りたいと思ってモーグリをさらったのだった。そのうちサルの宴が始まった。その騒ぎを利用、バルーとバギーラはモーグリを救い出した。やはり村に帰した方がよいとバギーラとバルーが相談しているのを聞いたモーグリはがっかりしてひとりでジャングルの中に入っていった。ひとりぼっちのモーグリがはげたかの巣にまよいこんだところを、シア・カーンが見つけた。そこへバルーが駆けつけ、大げんかとなった。が、バルーはシア・カーンに殴られてノックダウン。そのすきにシア・カーンはモーグリを捕まえようとしたがその途端、雷が落ちて木が燃えあがった。モーグリは燃えている木の枝を、はげたかの助けをかりて、シア・カーンのしっぽに縛りつけた。シア・カーンは大あわてで逃げていった。人食いトラがいなくなれば、モーグリも村に帰らなくてもよくなった。だが、その時かわいい少女が、歌をうたいながら水くみにやって来た。モーグリは一目でその少女にみせられ、バルーやバギーラをおきざりにして、少女の後を追い、村に帰っていった。少女の名前はわからない。だがモーグリは人間の村へ帰ったのだ。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

監督
脚本
ラリー・クレモンス
ラルフ・ライト
ケン・アンダーソン
バンス・ゲリー
原案
ルドヤード・キプリング
製作
ウォルト・ディズニー
ロイ・O・ディズニー
イメージボード
フロイド・ノーマン
バーニー・マッティンソン
レイアウト
Don Griffith
バジル・デビドビッチ
デイル・バーンハート
トム・コドリック
シルビア・コブ
作画監督
ミルト・カール
フランク・トーマス
オリー・ジョンストン
ジョン・ラウンズベリー
撮影
ボブ・ブロートン
美術監督
アル・デンプスター
背景
Bill Layne
Ralph Hulett
Art Reley
Thelma Witmer
フランク・アーミテイジ
音楽
ジョージ・ブランス
音響監督
ロバート・O・クック
ミキサー
イブリン・ケネディ
編集
Tom Acosta
ノーマン・カーリスル
オーケストラ指揮
ウォルター・シーツ
エフェクト原画
Dan MacManus
原画
ハル・キング
エリック・ラーソン
ウォルト・スタンチフィールド
エリック・クレウォース
Fred Hellmich
ジョン・エウィング
ディック・ルーカス
動画
ボブ・リチャードソン
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受賞歴

第40回 アカデミー賞(1968年)

ノミネート

主題歌賞
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映画レビュー

4.0子を見守る大人達の愛!

2023年11月25日
iPhoneアプリから投稿

動物達の表情や動きのみずみずしさは、ディズニーの醍醐味よなぁ!クマのお尻可愛すぎる!
音楽シーンのひとつひとつが好き!ディズニーに来た気分になれる〜
クマ、「ミツバチなんて働きすぎさ」「あるもので満足することさ」とサラッと良いことを言う〜
ゾウのマーチも良い!
人間になりたーいなサルのテーマ、ほんとに良いビート!そして吹き替え良い声!笑
友情というより親子愛、子を愛する大人達の話だったのが良かったなぁ☺️最後に、「行け」という親、「行かないでくれ」という親、どちらからも愛を感じました❤️
ラストは意外だったなぁ。しれーっと好きな人をつくって離れてしまう子が、リアルな子離れって感じがした!
でも、「おっけい!俺たちは俺たちで生きよう!いぇい!」と陽気に終わるのが良かった!

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とも

3.54羽のハゲワシはビートルズがモデル

2023年6月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

有名なディズニー・アニメーション映画であり、子育て時代には吹替でビデオを見せていたが、英語セリフ&日本語字幕版では初めて観た。
「死ぬまでに観たい映画1001本」にも選ばれている。

ジャングルに置かれた捨て子の赤ちゃん。それを見たバギーラという黒豹は「このままでは赤ちゃんが死んでしまう」と思って行動する。
赤ちゃんは、10回の雨期を経てモーグリという少年になった。モーグリはジャングルで人気者になっていたが、シア・カーンという狂暴なトラがジャングルに来ると知った動物たちはモーグリを「ジャングルから離れた場所にある人間の村に行かせよう」とする。
しかし、モーグリは「ボクは一生ジャングル暮らしがいい!」と言って、とどまろうとするのだが……という物語。

今観ると、いたってシンプルな物語であるが、ところどころで動物&モーグリが歌い踊る場面は印象的。
これらの場面は、かつて販売されていたディズニー・ビデオ「シング・アロング」にも収録されていた。(特に、象の群れが行進する場面の楽曲など)

確かに佳作であるが、4羽のハゲワシはビートルズをモデルにしていて、当初ビートルズの4人が声を担当することになっていたそうだ……と知ると、「ビートルズ4人の声で観たかった!」と思ってしまう。

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たいちぃ

3.0音楽特化の子供向けディズニー映画

2021年8月25日
iPhoneアプリから投稿

楽しい

先日テレビ番組にてジャングル・ブック内の音楽に関する言及がありDisney +にて初鑑賞。2016年に実写化もされた作品であったため以前から興味がありました。

ジャングルで育った少年がとあるキッカケから人間界へ戻る必要性が生まれ、人間界へ戻るまでの様々な出来事を綴る非常にシンプルなストーリー。子供には分かりやすい反面、凝った話の好きな大人にとっては飽きるかと思いきや、挿入歌が世代問わず飽きさせない。

代表曲"The Bare Necessities" はクマのモーグリがジャングルでの生き方を陽気に歌い上げるジャズ調の一曲。映画の様々な場面で聴かれ、観た人の耳に残るワクワクするような一曲。他にも" Colonel Hati's March" も楽しい一曲に。

ディズニーのクラシック作品はストーリーと音楽ともに評価が高いものが多いですが、「ジャングル・ブック」に関しては音楽特化の映画と言っても過言ではないと思います。もちろんストーリーも楽しめますが、一部の人には退屈かも。

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N氏

2.0めっちゃエンタメしてる。

2021年6月12日
PCから投稿

特になにも考えずに見れる作品。やっぱりこの時代はアニメは子供が見るものって考えが強かったんですかね。ちと子供向けすぎる気がします。
まず良いところから。やっぱりディズニーの作画は素晴らしいですね。実際の獣を研究して描かれたであろう動物の動き方とか。炎のゆらゆら揺れる作画とか。
あと歌。バルーの歌である「ベア・ネセシティ」なんかはなかなかに面白く、せかせかしてる現代人に聞いてほしいですね。
そんなもんですかね。それ以外はあんまり好きではありません。まず何がやりたいのかが分からない。ただのエンタメならそれを突っ走ってくれたらいいものの無駄に友情とか入れてるからラストももやもやが残るし、実写版みたいに環境破壊とかに重きを置いたので良かったと思います。
話のテンポも上映時間が短いくせに悪いです。ココ要る?シーンもかなりありました。
でもディズニーランドのパレードとかでも出てくるので予習のために見てみるのはいかがでしょうか?

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