忍びの名将

解説

オー・ヘンリーの小説に基いてC・グレアム・ベイカー氏が脚色し「快艇の追撃」「熟沙に咲く花」等と同じくロバート・エンスミンジャー氏が監督したもので主役は「快艇の追撃」「夫の不在中」等出演のアール・ウィリアムスス氏で相手役は「快走百万哩」「最後の手段」等出演のパッシー・ルス・ミラー嬢が演じている。

1922年製作/アメリカ
原題または英題:Fortune's Mask

ストーリー

某共和国大統領オリヴィラは善政を施して民望を集めていたが閣僚ロサダは大統領を暗殺して自ら代り悪税を課して人心を離反させた。前大統領の子息ラモンは母と共に合衆国に亡命していたのを果物会社長ヴィンセンティに発見され故国に伴われてマロニーと変名して密かに時機の到来を待った彼はカフェの娘パサと結婚し相変らずことを憂うる志士たちと交って次第に国民を収めた。そうして一度は反対派のために捕べられ投獄されたがヴィンセンティは保釈金を出して仮出獄させた。国祭日の式場に於て陸軍長官は前大統領の追悼演説を行いその遺児ラモンを国民に大統領として推薦した。ラモンはかくて平和裡に大統領に就任した。

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