支那町見物

解説

四半世紀前にアメリカで好評を博したチャールズ・E・ホイト氏作の舞台笑劇を映画化した物でベアトリス・ヴァン女史が脚色し、ロバート・ビー・カー氏が監督した。主役は「喧嘩両成敗」「新婚第一年」等出演のマーガレット・リヴァングストン嬢と「喧嘩両成敗」「女護の島」等出演のアール・フォックス氏とで、ジェー・ジャレル・マクドナルド氏、チャールズ・ファーレル氏、アンナ・メイ・ウォン嬢、グラディス・マッコンネル嬢等が共演している。

1926年製作/アメリカ
原題または英題:A Trip to Chinatown

ストーリー

ウィランド・ストロングは有り余る程のお金があるところから、金持ちの若者がしそうなことは何もかもし尽くして、揚げ句の果てが少々生活に倦怠を感じだし、健康状態も良くない様に思い込み、医者は病気でも何でもないと言うのに自分だけは一つぱしの慢性病者のつもりで、西部を指して保養旅行に出掛けた。その途中でアリシア・ガイヤーという美しい女優と逢ったウェランドは彼女に首ったけ惚れてしまった。しかもアリシアはサンフランシルコにいるウェランドの叔父ベン・ソトロングの姪マリアン・ヘーストの友達でマリアンを訪ねて行くことが判ったのでウェランドは大恐悦で叔父の家へ乗り込んだ。この叔父さんは頭は禿げても色気たっぷりの好々爺だった。しかし彼はマリアンが恋し合っているゲーン・ワイルダーと結婚することに不承知だった。そのことで叔父姪が揉めことの最中ウェランドが乗り込んで来たのだった。ベンはマリアンを彼と結婚させたいと思った。ところへアリシアが訪ねて来るとベン叔父さんは本性を現しアリシアに惚れてしまった。そこでベンはウェランドがアリシアにおぼしめしありと見て是が非でもウェランドとマリアンを結婚させ様というのでそれに邪魔のゲーンの出入りを厳禁した。アリシアの方ではウェランドに興味を感じている際として中国町見物を提議した。中国町に行ってかは珍事続出、恋の鞘当に火花を散らしたが、頭の禿げはベンの叔父さんにたって、遂にアリシアはウェランドに取られ、マリアンは好いた同志のゲーンと結婚することになった。ベン叔父さんの微苦笑。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く