市俄古から来た女

解説

アーサー・ソマーズ・ローシェ原作の小説から「地熱」「昼閑夫人」のC・グレアム・ベイカーが脚色し、「赤陽の山路」「踊り子をめぐりて」のレイ・エンライトが監督した作品で、主役は「戦線膝栗毛」「亭主三拝九拝」のマーナ・ローイ、と「亭主三拝九拝」「テンダロイン」のコンラッド・ネーゲル、助演者は故ウィリアム・ラッセル、キャロル・ナイ、ポール・パンザー、アンダース・ランドルフその他で撮影は「人肉の桑港」「純情無敵」のハル・モーアが担任である。

1927年製作/アメリカ
原題または英題:The Girl from Chicago

ストーリー

アメリカ南部のカールトン大佐の息子ボブは、ニューヨークの暗黒街に巣喰うドラモンド団事件に巻き込まれ殺人犯人として死刑の宣告を受けた。彼は冤罪であることを郷里の姉メリーのもとへ訴えて来たので、弟思いのメリーは獄屋にポップを訪れ、真犯人と目ぼしいものを尋ねた。殺人事件当時、ボブの周囲にいたのは色男のジョーと称する女たらしと団長のスティーヴ・ドラモンドの2人だった。メリーは単身一味の巣窟ダック・オール・カフェに乗り込み、ジョーとスティーヴに取り入る。ジョーは一流の方法でメリーに近づき、スティーヴはメリーの容色にたあいもなく魂を打ち込んでしまった。メリーはジョーを犯人と目して探りを入れるが何らの手がかりも得られない。ところがジョーこそは警察本部の腕聞きソンダース部長で、ボブの冤罪を信じ証拠をあげに入りこんでいたものであった。彼はかえって疑問の女、シカゴから来たメリーに捜査の主力を集める。メリーとジョーは探り合っていながら愛着を感じ、スティーヴは暴力を持ってしてもメリーを己の女とするつもりである。が、スティーヴは、やがてメリーの本心をしり、ジョーの招待をつかんだ。と同時にメリーは真犯人がスティーヴであることを探知したためスティーヴはメリーとジョーを襲って死地に陥れるが警官隊の救援によりかえってスティーヴは倒れ、ボブは危なく死刑執行の瞬間に救われる。

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