紫雲の彼方へ

解説

ケンマ会社が製作し、パラマウントから発売された作品で、原作はルーサー・リードと、ヘール・ハミルトン合作の舞台劇「親愛なる私よ」“Dear Meに基づき、ルーファス・スティールが脚色し、「平民宰相」「雪の花嫁」等と同じくヘンリー・コルカーが監督した。主役は久し振りで映画界へ復帰したマッジ・ケネディーで、「本町通り」「結婚哲学」等主演のモント・ブルーと、「若きダイアナ」等出演のペドロ・デ・コルドヴァとが対手役を演じている。原名の“Dear Meとは、ヒロインが自分に宛てた手紙を書いて、自分の考えを述べるのから取ったものである。

1923年製作/アメリカ
原題または英題:The Purple Highway

ストーリー

エドガー・プレンティスの父は、息子が戯曲家として立とうとしているのを見て、失敗芸術家収容院というのを作って、息子に遺した。エドガーはこの収容院に虐使されている乙女エイプリルの音楽的天才を認め、ヴァイオリン弾きのジョーと3人で収容院を去り、ニューヨークへ出て成功しようと勉強を始め、遂に立派な喜歌劇を書いた。エイプリルはその主役女優に選ばれ、一躍スターとなって、金満家の息子ダドリー・クウェイルに求婚される身とはなったが、エドガーが彼女を思うと同じように、やはり彼女もエドガーを恋していた。かくて、彼女がニューヨークの晴れの舞台に大成功を収めた夜、2人は熱い恋の誓いを交わす。

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