赤熱の人

解説

「純情無敵」「ニューヨーク狂想曲」等と同じくモント・ブルー氏が主演するもので、W・ダグラス・ニュートン氏の原作をハービュイ・ゲーツ氏が脚色し、「懐しのアリゾナ」「闇より光へ」のアービン・カミング氏が監督した。助演者は「中華街見物」のリーラ・ハイアムス嬢、「ニューヨークの波止場」のクライド・クック氏、「燃ゆる人魚」のキャロル・ナイ氏及びポール・ニコルソン氏である。

1927年製作/アメリカ
原題または英題:The Brute

ストーリー

呑気者と綽名のついたカウボーイのランドールはある日のこと町のフェルトンのダンスホールで遊びほうけている大勢のカウボーイたちを狩り集めにいった帰途美しい乙女を見初めた。彼女は乗っていた自動車が破損して困っていたが、喉を潤すために毒泉とは知らず砂漠の水溜りの水を飲んだ。ランドールが止めようとした時はすでに遅く、彼は人事不省に陥った乙女をローン・スター牧場へ伴っていった。彼女が回復するやいなやランドールは呑気者という渾名にも似ず気早やにも結婚を申し込んだ。彼女はランドールの求婚を受けたばかりでなくその夜のうちに行方不明となった。界隈の牧畜業者等は富貴の露見することを怖れてフェルトンの酒場を閉鎖することを申し合わせ、その実行委員会をローン・スター牧場で開き、一同は徴金してフェルトンから酒場を買収することを決議した。その使者として赴いたランドールは彼が結婚を申し込んで断られたジャニーズがダンサーをしているのを発見して呆然として彼女を眺めていた。そして給仕のファイルに薬を盛られ大切な金を盗まれてしまった。のみならず酔いつぶれて一文無しになっているのを見付けられたランドールは鞭打たれた上に町から逐出されてしまった。その後オクラホマに豊富な石油抗が発見されるやフェルトンは一味を伴って新しい酒場を建てた。ランドールも石油で儲けようとやってきたが、彼の昔の主人オウラホマ・レッドは豊富な石油坑を堀当て彼に権利を分けてくれた。ランドールはジャニスのことがわすれられず、改心したジャニスの弟フィルと力を併せてフェルトンの許からジャニスを救い出そうとした。そして乱闘の末フェルトンはレッドに射殺され正しき人々に幸福と平和の日が訪れた。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く