殺人ラジオ

解説

アーサー・ストリンジャー氏の原作をヴィクター・アーヴィン氏が脚色し、「北緯三十六度」「激闘の天地」等と同じくアーヴィン・V・ウィラット氏が監督したもので、「国境の狼」「南海の情火」等出演のアントニオ・モレノ氏と「幽明界」「禁断の果実」等出演のアグネス・エイアース嬢とが主演し、「情熱の悪鬼」等出演のダマール・ゴドウスキー嬢及びルイス・ウォルハイム氏、モーリス・コステロ氏等が出演する活劇である。

1924年製作/アメリカ
原題または英題:The Story Without A Name

ストーリー

ラジオ狂で研究心の強いアラン・ホルトは米国政府のために殺人光線放射器を発明した。早くもこれを知った某国間諜ドラクマはこの機械を盗もうとしたがアランの恋人ウォルウォース将軍令嬢メリーが機械を破壊した。ドラクマは両人を誘拐しメリーを自己の密輸船に監禁しホルトをある島に置き恋人を苦しめることによって、機械を組み立てるべく余儀なくさせようとした。将軍は娘が誘拐されたことを放送した。密かに発電装置を作ったホルトは之に答えてメリーと自分との所在及び危険を報じて救助を求めた。彼はまた恋人が危難に瀕しているのを知り、メリー救助に向かった。ドラクマはホルトの救助信号を知ってヨットを走らせて来たが早くも米国戦艦が来て威嚇したので降参してしまった。ホルトは政府の褒賞を受けメリーと結婚した。

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