殺人電波

解説

「摩天楼の怪火」のアン・サザーン、「片道切符」のロイド・ノーラン、「オペラ・ハット」のダグラス・ダンブリル、「海行かば(1935)」のジョン・アーレッジが共演する映画で、「悪魔島脱出」のアルバート・S・ロージェルが監督に当った。原作はヘンリー・ウェールスとフェルディナンド・ライハーが書き、フレッド・ニブロ・ジュニアと協力してライヤーが脚色したもの。撮影は「猛火の血闘」のアレン・G・シーグラーの担任である。

1936年製作/アメリカ
原題または英題:You May Be Next

ストーリー

何処から発信されるか判らない強力な電波がアメリカ中の放送会社を悩まし始めた。酷い雑音のため聴取不可能で、放送会社は破産への道を辿るのみである。この怪電波の送り主は最近ある放送会社を解雇された電信技師ニール・ベネットと思われたが、実はあるカフェの持主ガードナーが放送会社から金を巻き上げるためで、ニールを監禁し、金を獲ったらニールを殺す計画だった。カフェの唄女フェイはニールと恋仲で、これもガードナーには癌だった。ニールは苦心の末、自分の監禁場所を友人ハウスに送信した。ところがハウスはその暗号電信を解読出来ない。一方、怪電波の放送妨害は激しくなり、放送会社の中には要求の金を払うと言い出した。ガードナーは乾分に命じて、ニールを殺し金を集めるように言い付ける。その時ハウスはフェイの助力を得て、ニールの暗号電信を判読した。ハウスはガードナーと同じ電波を使って官憲に向ってSOSを放送した。ガードナーはそれを知って駆け付け、ニールとフェイが危機一髪のところに、官憲が乗り込み、遂にガードナー一味は逮捕された。かくてニールとフェイは相擁することが出来た。

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