豪傑ブラウン

解説

「ブラウン空中戦」「お化けトラクター」のジョー・E・ブラウンが主演する喜劇で、フィリップ・ワイリー作の小説に基いて、「ロジタ(1936)」のアーサー・シークマンとチャールズ・メイソンが協力脚色し、「からくり女王」「ブラウンの空中戦」のエドワード・セジウィックが監督しジョージ・シュナイダーマンが監督した。助演者は「お化けトラクター」「ビッグ・ゲーム」のジューン・トラヴィス、レスリング選手マン・マウンテン・ディーン、「アルプスのえくぼ」のロバート・ケント、「永遠に愛せよ」ディッキー・ムーア、「人生は42から」のルシアン・リトルフィールドその他である。

1938年製作/アメリカ
原題または英題:The Gladiator

ストーリー

勤めていた病院を首になったユーゴーは、面倒を見ていた孤児ボビーを孤児院へ預け、ウェブスター大学の研究生となる。学校で彼は美しい女学生アイリスに魅惑され、彼女の歓心を得るためトムを主将とする蹴球部へ加入する。トムは恋人だったので、新参者のユーゴーを故意に動けなくなるほど猛烈に練習させる。人事不省になったユーゴーは、ダナー教授の経営する下宿屋へかつぎ込まれた。教授は永年人体強力駅の研究に没頭していたので、熟睡しているユーゴーを最初の実験台に使ってその液を注射した。翌朝ユーゴーは俄然超人的な力の所有者となる。トムは今日もユーゴーをなぶり者にしてやろうと運動場へ引き出したが、かえってユーゴーは超人的技術倆を発揮して一躍人気者となり、アイリスの気持ちはそれを見て動揺しだした。ステート大学との対好試合にもユーゴー1人健闘で大勝を博したので、これを嫉妬したトムは奸策を弄してアイリスの気持ちを彼から引き離そうとする。下宿に帰るとボビーが孤児院から逃げ出して待っていた。少年の身柄を引取るためには相当の金が入用だった。ユーゴーは決然プロに転向し、強力を利用してレスリングの世界選手権保持者「人間山嶽」ディーンに挑戦した。試合の夜、教授は強力液の効果が今夜で消失する時に来ているのを気がついたので、アイリスとボビーを連れて試合場へ駆けつけると、すでにもう試合は始まっていた。第1回戦はユーゴーの圧倒的な勝である。だが後半になると次第に力が減退して危なくなったが、アイリスやボビーの声援で死物狂いに奮闘してついにディーンを倒し、賞金でボビーの身柄を引取り、またアイリスの心も得ることができた。

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