ゴールド・ディガースのレビュー・感想・評価
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プレコード期の生き生きとした女性たちの群像劇と 大人な恋の駆け引き...
プレコード期の生き生きとした女性たちの群像劇と
大人な恋の駆け引きが楽しい。
ステージのシーンの豪華さに驚いた。
配信で鑑賞
音楽&コレオ&ロマンスが楽しめる映画
あの『フットライト・パレード』同様、ミュージカル・コレオグラファーの手腕冴えたバスビー・バークレーが見せる映画。
監督はマーヴィン・ルロイ🎥
やはり見どころは、大人数ダンサーによるレビュー🎶
暗闇で多くの光るバイオリンを映す幾何学的シーン、ローラースケートを使ったレビューなどなど素晴らしいが、軍隊による行進は当時の世相を反映したものなのだろう…。
こうした世相をうつしたあたりは、調べれば分かるだろうが、当時の観客しか現実とは結び付かないのが惜しい気がする。
本作は、生活に困窮するショーガール3人が新たなショーに出演することになり、彼女らに思い人が出来る。
最初はルビー・キーラーとディック・パウエル。この二人を応援するために女たちが金持ち男からお金を巻き上げる「ゴールド・ディガー」となるが、「ショーガールなんて…」と言っていた金持ち男たちが、そのショーガールに本気になっていくあたりが楽しい(笑)
舞台レビューが圧巻で、観ているだけで良い。
曲を事前に知っていると良かったかも知れないが、なかなかイイ曲の数々。
音楽&コレオ&ロマンスが楽しめる映画であった🎶✨
最高!楽しい!気が晴れます!
コロナ禍の中で、ミュージカルはクラスターが起き易いとされて、上演出来ずもう散々な事になっています
コロナ禍の第三波が襲来して来たとかニュースが報じています
また自粛の生活で陰々滅々です
そんな中でも映画ならステイホームでこんなステキなミュージカルを楽しめるんです!
本作をみたならパッと気が晴れること間違いなしです!
ゴールドディガースとは、金鉱掘り師のこと
転じて金目当ての女という意味です
本作の字幕では性悪女と訳されています
主人公達のショーガール三人娘達のことを指しています
ひょんなことから、いい仲になった貴族の御曹司とショーガール三人娘の一人との中を裂こうとして、彼の兄と頭の禿げた年配の弁護士が、彼女達三人が共同で暮らしているアパートに乗り込んできます
貴族の御曹司の兄はショーガールのことをこういい放ちます
寄生虫、詐欺師、性悪女(ゴールドディガース)!
弁護士はすかさず言い換えます
いや、特別の才能を持ち、創造的で、魅力的でさえあるが、上流階級では受け入れられない
あなたのことではない
彼女達の一人はこう言い返します
わかってる、でもショーガールはそんなものよ
さて、それからは観てのおたのしみ!
ショーガール三人娘は結局みんな玉の輿にのるのです
一応ヒロインのポリイが一番出番が多いようで、実は、お笑い担当のキリン女トリクシーが一番目立ってます
バスルームで、スッピンだった彼女がこれは!となって部屋に出てきたらバッチリメイクを決めていて大笑い
ハゲの弁護士をたらし込む手管はもう笑い転げてしまいます
ステージシーンも素晴らしいものです
終盤の第一次大戦とその後の大不況の中で苦労している庶民の姿をキャリーが歌い上げているラストのステージシーンはコロナ禍の現状と妙に共鳴しており、心を打ちます
沢山笑って、チョイとお色気もあって、
豪華な舞台装置、美しい衣装
見とれてしまう大人数でのレビューダンス
その大人数のダンサーを真上から見下ろして、大輪のバラが咲くかのような映像で有名なバークレー・ショットも炸裂します
痺れる歌唱、楽曲
子役も見事
ワーナーながら、高いクォリティーのミュージカルです
ネオン管のように光るバイオリンのダンスは感嘆するばかりです
最高のミュージカルを堪能しました!
ポリイのお相手の御曹司ブラッド役のディック・パウエルですが、この人後年監督になって、なんとあの名作「眼下の敵」を撮ってたんですね!ビックリです!
なんとなくデーブ・スペクターに風貌が似てます
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